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花粉症薬の種類を解説!強さや副作用のランキングも紹介

2024.03.02

花粉症薬の種類を解説!強さや副作用のランキングも紹介

本記事では、花粉症の薬の種類を紹介していきます。市販薬もあれば、病院でしか手に入らない処方薬もあったりと分かりにくいかと思います。今回は花粉症薬のうち、代表的な薬の強さや特徴を紹介します。発症状況やお困り状況に合った薬選びの参考になれば幸いです。

花粉症薬の種類とは

花粉症の症状を抑える薬は、①内服薬、②点鼻薬、③点眼薬の3つあります。そのうち、②点鼻薬は鼻水やくしゃみ、鼻づまりに特化した薬であり、③点眼薬(目薬)は目のかゆみや、充血の症状を抑える薬です。一方、①内服薬は多数の種類があるため、各薬の特徴が分かりにくいですよね。そこで、個人差はありますが、内服薬それぞれの効き目と副作用(眠気)のバランスを図にまとめました

花粉症薬の種類①:初めて薬を飲む人・症状が軽い人向け

クラリチン

Claritin
総称クラリチン
一般名ロラタジン
販売薬名クラリチン錠10mg
市販の有無あり

1日1回服用する薬です。クラリチンは、アレグラ・アレジオンと同様に、ドラッグストアや薬局で市販されている花粉症薬です。花粉症薬は眠気が出やすい種類も多いですが、クラリチンは眠気も出にくいです。

アレグラ

Allegra
総称アレグラ
一般名フェキソフェナジン塩酸塩
販売薬名アレグラ錠30mg、アレグラ錠60mg、アレグラOD錠60mg、アレグラドライシロップ5% 等
市販の有無あり

1日2回服用する錠剤薬です。クラリチンと特徴が似ており、効き目や眠気も弱い市販薬となっています。初めて花粉症になった方が利用されるケースが多く、花粉症の処方患者数は国内でもトップクラスの薬です。

デザレックス

Desalex
総称デザレックス
一般名デスロラタジン
販売薬名デザレックス錠5mg
市販の有無なし

1日1回服用する錠剤薬です。デザレックスはクラリチンの改良型と言われており、クラリチンに比べて即効性があると言われています。クラリチンやアレグラで効き目を感じられないという方に処方されるケースが多いです。

アレジオン

Alesion
総称アレジオン
一般名エピナスチン塩酸塩
販売薬名アレジオン錠10、アレジオン錠20、アレジオンドライシロップ1% 等
市販の有無あり

1日1回服用する錠剤薬です。医師の判断や患者の体質によりますが、アレグラ、クラリチンと比べると、やや効き目が強いと言われることもあります。なお、人によっては眠気が出る場合もあります。

花粉症薬の種類②:症状が辛い人向け

ビラノア

Bilanoa
総称ビラノア
一般名ビラスチン
販売薬名ビラノア錠20mg、ビラノアOD錠20mg
市販の有無なし

1日1回服用する薬です。ビラノアは強い効き目があるにもかかわらず、眠気が出にくいという特徴があります。一般的に、花粉症薬は「強い効果があれば、眠くなりやすい」傾向にあるため、近年処方されるケースが多くなっています。しかし、空腹時に内服する必要があるという服用時の注意点があります。

ザイザル

Xyzal
総称ザイザル
一般名レボセチリジン塩酸塩
販売薬名ザイザル錠5mg、ザイザルシロップ0.05%
市販の有無なし

1日1回服用する花粉症薬です。ザイザルは即効性が高い部類の薬であり、眠気も強く出る薬です。そのため、運転などの危険を伴う行動時には服用できません。

ルパフィン

Rupafin
総称ルパフィン
一般名ルパタジンフマル酸塩
販売薬名ルパフィン錠10mg
市販の有無なし

アレロックと並び、即効性が高い薬として処方される薬です。ただし、眠気が出やすいため、服用後に自動車の運転は控えてください。

アレロック

Allelock
総称アレロック
一般名オロパタジン塩酸塩
販売薬名アレロック錠2.5、アレロック錠5、アレロックOD錠2.5、アレロックOD錠5、アレロック顆粒0.5%
市販の有無なし

処方患者数は国内で最も多いとも言われているほど、多く利用されている薬です。即効性の高さはトップクラスですが、眠気が出やすく、運転や機械の操作は控える必要があります。

結局、どの花粉症薬の種類を選ぶべき?

結論から言うと、自分で最適な薬を判断することは極めて難しいです。理由としては、他の薬との飲み合わせや体質、運転の有無などから総合的に判断する必要があるからです。そのため、かかりつけの耳鼻咽喉科の医師に相談することが理想です。ただし初発症で病院に行く時間が無い方は、市販のアレグラやクラリチンを試してみるのも良いでしょう。副作用が小さいため、日常への影響が少ないためです。

また「既に花粉症薬を飲んでいるが、今の薬では効かない」という方は、時間を確保して医師に相談しましょう。副作用を抑えながら強度を上げるために、ビラノアを処方すべきか等も判断してくれるはずです。

花粉症の薬を飲めば、根本的に花粉症は治るのか

またよくある疑問として、「アレグラなどの薬を飲んでいれば、花粉症は根本的に治るのか」という点があります。結論から言うと、上記の薬は花粉症の症状を抑えますが、根本的に発症しないよう治療するものではありません。根本治療を調べたい方は、下記コラムでも情報をまとめています。是非ご覧ください。

■参考サイト:
花粉症の治し方・治療方法とは?医師が最新の治療法を解説

花粉症薬の中でも、自分に合った種類を見つけるには?

ビラノアなどの処方薬が欲しいけど、「花粉症シーズンは病院が混みすぎで…」という悩みを抱えている人も多いでしょう。そのような場合は、完全予約制で待ち時間のないオンライン診療に相談してみるのも一つでしょう。即日予約可能で、即日発送をしているクリニックが多いため、忙しい人に向いた病院です。実際、私たちデジタルクリニックグループも、24時間365日診察可能なオンライン診療を行っています。スマートフォンからでもPCからでも診察可能ですので、お気軽にご相談ください。

花粉症治療のオンライン診療
作成:デジタルクリニックグループ医師