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低用量ピルの効果 | 副作用や飲み忘れた時の対処法も解説

低用量ピルは、避妊薬としての効果だけでなく、月経不順の改善、生理痛の軽減、ニキビの改善、子宮内膜症の治療など、さまざまな健康面でのメリットをもたらします。

しかし、正しく服用しなければ効果が十分に発揮されないため、服用方法や副作用についての理解も重要です。

さらに、飲み忘れた際の対処法を知っておくことで、ピルの効果を最大限に活かすことができます。

本記事では、低用量ピルの効果、副作用、飲み忘れ時の対処法について詳しく解説します。

低用量ピルとは?効果や副作用について解説

低用量ピルは、女性ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモン(プロゲステロン)を配合した経口避妊薬です。(参考1)

ホルモンバランスを調整することで排卵を抑制し、妊娠を防ぐ効果を持つだけでなく、生理に関するさまざまな症状を軽減することができます。(参考1)

低用量ピルってどんなもの?

低用量ピルは、エストロゲンの含有量が50μg未満のピルを指し、ホルモンバランスをコントロールすることで避妊や生理不順の改善などの効果を発揮します。(参考2)

1日1錠を毎日決まった時間に服用することで、安定したホルモン状態を維持し、月経周期をコントロールすることができます。

服用方法としては、「21錠タイプ」と「28錠タイプ」があり、21錠タイプは21日間服用した後7日間休薬する方法、28錠タイプは偽薬(プラセボ)を含む7錠を服用することで、飲み忘れを防ぐ設計になっています。(参考3)

低用量ピルの効果はいつから?

低用量ピルの効果が現れるまでの期間は、目的によって異なります。

・避妊効果:生理開始日から服用すれば即日効果が期待できます。ただし、生理開始5日目以降に服用を始めた場合、最初の1週間はコンドームなど他の避妊方法を併用する必要があります。(参考4)

・生理痛やPMSの軽減:ホルモンバランスが安定することで症状が緩和されます。(参考5)

・ニキビや肌荒れの改善:皮脂分泌の調整には時間がかかるため、3~6ヶ月の継続服用が必要になることが多いです。(参考6)

低用量ピルの副作用について

低用量ピルの服用開始初期には以下の副作用が現れることがあります。

・吐き気
・頭痛
・むくみ
・不正出血

これらの症状は1~2ヶ月程度で自然に落ち着くことが多いですが、長引く場合は医師に相談することをおすすめします。

また、血栓症のリスクが上昇する可能性があるため、喫煙者や40歳以上の方、高血圧の方は服用前に医師と相談することが重要です。(参考2)

低用量ピルの副作用については、こちらの記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
低用量ピルの副作用とは?中用量ピルとの違いも医師が解説

低用量ピルの具体的な効果

低用量ピルには、避妊効果だけでなく、生理に関するさまざまな症状を改善する効果があります。

女性のホルモンバランスを安定させることで、月経不順やPMS、子宮内膜症の進行抑制、肌トラブルの改善などが期待できます。(参考6)

ここでは、低用量ピルがもたらす具体的なメリットについて詳しく解説します。

高い避妊効果

低用量ピルは、適切に服用すれば99%以上の避妊成功率を誇る非常に効果的な避妊方法です。(参考4)

主に以下の3つのメカニズムで妊娠を防ぎます。

  1. 排卵の抑制:ピルに含まれるホルモンが脳に作用し、卵巣からの排卵をストップさせます。
  2. 子宮内膜の変化:子宮内膜が薄くなるため、仮に受精しても着床しにくくなります。
  3. 子宮頸管の粘液の変化:子宮頸管の粘液が粘り気を増し、精子の侵入を防ぎます。

正しく服用すれば非常に高い避妊効果が得られますが、飲み忘れや服用時間のズレがあると効果が低下するため、毎日決まった時間に服用することが重要です。

生理日移動

低用量ピルは、生理日を調整するためにも使用されます。(参考7)

予定に合わせて生理を遅らせたり、逆に早めたりすることが可能です。

・生理を遅らせる場合:21日分のピルを服用後、休薬期間を取らずに次のシートを続けて服用することで、生理を遅らせることができます。

・生理を早める場合:服用を途中でやめると、2~3日後に生理が始まります。

月経前症候群(PMS)の症状の緩和

PMS(月経前症候群)は、生理前に起こる精神的・身体的な不調の総称で、女性の多くが経験するものです。(参考5)

症状には以下のようなものがあります。

・精神的な症状:イライラ、気分の落ち込み、不安感、集中力の低下
・身体的な症状:むくみ、頭痛、乳房の張り、倦怠感、腹痛

低用量ピルを服用すると、ホルモンバランスが安定し、PMSの症状が軽減されます。

月経不順の緩和

低用量ピルは、生理周期を整える効果があり、月経不順の改善に役立ちます。(参考8)

生理周期が安定しない原因として、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、体重の急激な増減などが挙げられますが、ピルを服用することで人工的にホルモンバランスを一定に保ち、生理を規則的にすることができます。

特に、以下のような月経不順の症状がある人に適しています。

・生理が長期間来ない(無月経)
・生理周期がバラバラ(不正周期)
・頻繁に生理が来る(頻発月経)

子宮内膜症の緩和

子宮内膜症は、本来子宮内にあるべき内膜組織が卵巣や腹膜などに増殖する病気で、強い生理痛や慢性的な骨盤痛を引き起こします。(参考9)

低用量ピルを服用することで、子宮内膜の増殖を抑制し、病気の進行を防ぐことができます。(参考2)

ニキビ・多毛の改善

低用量ピルには、ニキビや多毛の改善効果があるものもあります。(参考6)

これは、ピルに含まれる黄体ホルモンが男性ホルモンの作用を抑制し、皮脂の分泌を減らすためです。

特に、以下のような症状に効果が期待されます。

・ホルモンバランスの乱れによるニキビ
・皮脂の過剰分泌による脂性肌
・多毛症(男性ホルモンの影響で体毛が濃くなる症状)

ニキビ治療を目的とする場合、3~6ヶ月程度の継続服用が必要です。

低用量ピルを飲み忘れた時の対処法

低用量ピルを飲み忘れた場合、対応方法は飲み忘れた時間によって異なります。(参考2)

・1日の場合:気づいた時点ですぐに1錠服用し、その後は通常通り服用を続ける。
・2日以上忘れた場合:最後に服用した日を基準に、1錠飲んだ後、通常通りのスケジュールに戻す。

飲み忘れが頻繁にある場合は、アラームを設定するなどの工夫をするといいでしょう。

低用量ピルの飲み方については、こちらの記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
低用量ピルの飲み方 | 注意するべき点や休薬期間を解説

まとめ

低用量ピルは、避妊目的だけでなく、生理痛の軽減やPMSの緩和、子宮内膜症の進行抑制、ニキビの改善など、多くの健康メリットをもたらします。

特に、女性のホルモンバランスを整えることで、月経不順や生理痛をコントロールしやすくなるため、QOL(生活の質)向上にもつながります。

ただし、正しい服用方法を守らなければ効果が十分に発揮されません。

また、副作用やリスクについても理解し、医師と相談しながら適切な使い方をすることが重要です。

低用量ピルを検討している方は、まずは医療機関で相談し、自分に合ったピルを選びましょう。

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【参考文献】
(参考1)Vol.3 月経困難症を治療する低用量ピル|健康ぷらざPlus
(参考2)低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案) |公益財団法人日本産科婦人科学会
(参考3)低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン|岡山医学界雑誌
(参考4)避妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
(参考5)月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS) – 公益社団法人 日本産科婦人科学会
(参考6)低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン (改訂版)日本産科婦人科学会編
(参考7)避妊のためだけじゃない、ピルのこと、もっと知ろう|TOKYO YOUTH HEALTHCARE
(参考8)経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ
(参考9)子宮内膜症 – 公益社団法人 日本産科婦人科学会