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2025.05.18
更年期は女性にとって体や心が大きく変化する時期で、「眠りが浅い」、「全く寝付けない」など不眠症の悩みを抱える方もいます。今回の記事では、なぜ更年期障害によって不眠が生じるのか、更年期と不眠の関連についてや、更年期による不眠の対処法、不眠解消に用いられる薬や漢方などについて詳しく解説します。
目次
日本人の女性は、閉経が近づく時期(周閉経期)から閉経後にかけて、不眠の症状を感じる方がとても多く、2人に1人以上にみられると言われています(参考1、2)。
更年期の不眠には、いくつかの原因があります。主に以下のようなことが関係しています(参考1、3)。
更年期になると女性ホルモン(エストロゲン)が急に減っていきます。この変化によって、夜中に体が熱くなったり、汗をかいたりしやすくなり、それが目が覚める原因になることがあります。
ホルモンバランスの変化にくわえて、家庭や仕事などのストレスが重なることで、気分が沈んだり、イライラしたり、不安になることがあります。こうした気持ちの変化も、眠りをさまたげる大きな原因です。
実際に、不眠がある女性のうち30%は軽いうつ状態にあるというデータもあります(参考3)。
更年期による不眠は、「仕方がない」とあきらめなくても大丈夫です。生活の中でできることや、専門的な治療によって、眠りの質が改善する可能性があります(参考1)。主な対処法は次のとおりです(参考1)。
不眠に対して効果が高いとされている治療法で、「眠れない」という考え方や習慣を見直す方法です。睡眠のとり方を少しずつ整えていくことで、自然な眠りに近づけていきます。
女性ホルモンを補うことで、ほてりや気分の落ち込みが和らぎ、眠りにも良い影響が出ることがあります。
気分の不調や強い不眠がある場合には、医師と相談しながら使うことがあります。
日中に軽いウォーキングやストレッチをすると、夜に自然と眠りやすくなることがあります。無理のない範囲で続けるのがコツです。
音楽を聴いたり、深呼吸したり、温かいお風呂に入ったりして、体と心を落ち着かせる時間をとりましょう。
更年期の不眠はつらいものですが、症状に合わせてお薬を使うことで、眠りの質が改善する可能性があります(参考1)。主に次のようなお薬が使われることがあります(参考1)。
「SSRI」と呼ばれるタイプの抗うつ薬は、気分の落ち込みだけでなく、ほてりや寝つきの悪さにも効果が期待できるとされています。中でも「エスシタロプラム」という薬は、更年期のほてりや不眠に効果が期待できるという研究結果があります(参考4)。
「ゾルピデム」や「エスゾピクロン」といった睡眠薬は、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるといった症状に効果が期待できます。また、エスゾピクロンには気分の落ち込みやほてりの症状をやわらげる働きもあるとされています。
ただし、これらの薬には依存や転倒、骨折のリスクがあるため、使い方には注意が必要です。長く飲み続けたり、多く飲んだりしないよう、必ず医師と相談して使いましょう。
西洋薬だけでなく、漢方薬でも更年期の不眠や体調不良に対処することができます。体質や症状に合わせて処方されるため、自分に合ったものを見つけることが大切です(参考3)。代表的な漢方薬には、次のようなものがあります。
体力があまりない方、「血の流れが悪く、水分が体にたまりやすい」タイプの方に合うとされています。手足の冷え、足のむくみ、めまいなどの症状に効果が期待できます。
イライラや不安、ほてり、汗が出やすいなど、精神的にも不安定になりやすい方に使われます。更年期特有の「なんとなくつらい」「気持ちが落ち着かない」といった症状などに幅広く対応が期待できることが特徴です。
体力がある方、「血の巡りが悪く、体に熱がこもっている」タイプの方に合うとされています。顔が赤くなりやすい、下腹部に張りや押すと痛い感じがあるなどの症状の改善が期待出来ます。
不眠症におすすめの漢方薬を詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
「不眠症におすすめの漢方薬 | 副作用や睡眠薬との違いを解説」の記事はこちらからどうぞ
更年期には不眠以外にも、さまざまな心と体の不調が現れることがあります。これらの症状は女性ホルモンの変化によって起こるもので、人によって出方やつらさが異なります。代表的なものを以下にご紹介します(参考3)。
ホットフラッシュ(顔や上半身が急に熱くなる)、汗をかきやすい、冷えを感じる、動悸(心臓がドキドキする)、頭痛、めまい、耳鳴りなどが起こることがあります。
気分が落ち込んだり、イライラしやすくなったり、不安を感じやすくなることがあります。やる気が出ない、物忘れが増えるなどもこの時期に見られる症状です。
肩こり、腰痛、関節の痛みなど、これまでなかったような体の痛みを感じることがあります。
お腹の張りや痛み、食欲が出ない、吐き気がするなど、胃腸の調子が乱れることもあります。
疲れやすくなる、肌が乾燥する、口が渇くといった症状も、更年期の影響で起こることがあります。
「更年期障害とは 症状」内部リンク
眠れない原因は、更年期だけではありません。不眠の背景には、体の病気や心の状態、生活環境など、さまざまな要因が関わっていることがあります。ここでは主な原因をご紹介します(参考5)。
呼吸器や心臓、筋肉や関節、ホルモンの病気などが原因で、夜に目が覚めやすくなることがあります。痛みやかゆみがあると、眠っていても途中で起きてしまうこともあります。
年齢を重ねると、自然に眠りが浅くなったり、早朝に目が覚めやすくなったりします。また、夜勤や不規則な生活が続くと、体内時計が乱れて不眠につながることもあります。
ある種の薬(ステロイド、パーキンソン病や認知症の治療薬など)は、不眠の副作用があることがあります。新しく薬を飲み始めてから眠れなくなったと感じた場合は、医師に相談してみましょう。
うつ病や不安障害、双極性障害などの精神的な病気も、睡眠に大きく影響します。心の不調があると、眠りにくくなるだけでなく、眠っても疲れが取れにくいこともあります。
引っ越しや仕事の変化、人間関係の悩みなど、心が不安定になるような出来事も不眠の原因になります。ストレスが続くと、眠れない状態も長引きやすくなります。
こうした原因は一つだけとは限らず、いくつかの要因が重なっていることもあります。なかなか眠れない日が続くときは、体や心、生活のリズムなどを振り返り、必要に応じて医師に相談しましょう。
不眠症の原因は何か?不眠症はどんな症状か・治し方について解説
更年期の不眠にはさまざまな対策があり、薬もその一つです。自分の体調や症状に合った薬を選ぶことで、治るきっかけにつながったり症状の緩和が期待できます。更年期障害や不眠症について、不安なことがある場合は医師にご相談ください。
更年期の不眠は、ホルモンバランスの変化により生じやすく、多くの方が悩まされています。
「夜中に何度も目が覚めてしまってつらい…」
「寝つきが悪くて、日中ずっとだるい…」
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参考文献
(参考1)更年期女性の不眠に対する治療 ーオレキシンの関与とオレキシン受容体措抗薬の有用性一 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 茨城県地域産科婦人科学講座 エーザイ株式会社メディカル本部
寺内公一 井鍋佳菜子 西友里恵 藤本明浩 西田舞香 村本賢三
(参考2)Terauchi M, Obayashi S, Akiyoshi M, et al. : In-somnia in Japanese peri- and postmenopausal women. Climacteric. 13 : 479-486, 2010
(参考3)更年期障害 前林亜紀 日本大学病院產婦人科
(参考4)Ensrud KE, Joffe H, Guthrie KA, et al. : Effect of escitalopram on insomnia symptoms and subjec-tive sleep quality in healthy perimenopausal and postmenopausal women with hot flashes : a ran-domized controlled trial. Menopause. 19 : 848-855,2012
(参考5)不眠症 北内 京子(地独)大阪急性期・総合医療センター 精神科
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