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2024.03.03
今回はカンジダの症状について解説します。また、感染の原因や、男性・女性それぞれの症状についても解説します。なかなか気軽に医師に相談しにくい症状だからこそ、じっくり見ていきましょう。
目次
カンジダは、「カンジダ菌」が体内で増殖して発症する病気です。この菌は、皮膚や口腔、消化管、性器等にもともと存在するもので、通常は病原性が弱いものです。しかし、風邪をひいたりストレスが溜まること等により、異常増殖し発症します。主に女性で発症することが多く、男性で発症することは比較的少ないと言われています。症状が現れやすい箇所は、性器周辺、口腔、手指や皮膚などが挙げられます。
口腔や手や指で、カンジダが増殖している場合の症状を見ていきましょう。■口腔付近でカンジダ菌が増殖した場合・口の中から白いカスが取れる・白いコケ状の斑点が舌や口内にある・白いコケを取ると、赤く腫れる・口の中がヒリヒリ痛む・食べ物の味が分かりにくい■手指や皮膚でカンジダ菌が増殖した場合・患部が赤く腫れている・水ぶくれが出来た・白く、ジュクジュクした皮膚で覆われている・かゆみがある
女性固有の主な症状として、以下が挙げられます。・膣、外陰部のかゆみがある・膣が赤く腫れる・白くポロポロとしたおりものがある・排尿時に痛みがある
男性は比較的感染例が少ないですが、感染した場合は以下のような症状が見られます。・亀頭や陰茎に白い発疹やカスがある・亀頭にかゆみを感じる・排尿時に痛みを感じる
カンジダ症が発症する原因は、以下のように様々あります。・免疫力の低下による自己感染・生理や妊娠によるホルモンバランスの変化・夏場で下着などが蒸れる・感染者との性行為最も多いのは自己感染です。自己感染とは、免疫力の低下によって、普段なら影響がないはずの病原菌が増殖することです。風邪をひいたときや、疲労が蓄積した際、強いストレスがかかっている時などに、免疫力は低下します。そのため、性行為を行っていなくても感染する病気なのです。
カンジダの症状が現れたら、産婦人科医あるいは皮膚科、泌尿器科を受診しましょう。自然治癒する場合もありますが、医療機関で適切な治療薬を処方される方が早期回復につながります。なお2023年現在ですと、対面の病院を訪れる保険診療だけでなく、オンライン診療という選択肢もあります。やはり通常の風邪とは違い、デリケートな症状が発生する病気であり「病院に行くことが恥ずかしい」という人も多いでしょう。そのような心理的な抵抗が強い場合は、オンライン診療を考えるのも一つでしょう。
カンジダの症状を抑えるために、下記のような対策を実行しましょう。①男女共通の対策・通気性の良い下着を着用する・濡れた衣類はすぐに着替える・過剰にこすったり、洗浄しない・栄養バランスの取れた食事を摂る・規則正しい生活を送る②女性固有の対策・ビデを過剰に使わない・ボディソープで膣内を洗わない・ナプキン・おりものシートはこまめに変えるカンジダ菌は暖かい湿気の下で繁殖します。湿気がこもるような状況を回避するように、下着類はこまめに変えましょう。また、必要以上に感染部位を洗浄すると、身体に本来備わっている自浄作用が低下してしまいます。気になるかと思いますが、洗浄については普段通りを心がけましょう。
カンジダの治療方法は、症状の発症部位によって変わります。例えば、男性の尿道でカンジダ症が発症している場合は、1週間程度服用する抗生物質薬を内服します。一方、皮膚に症状があらわれている場合は、軟膏やクリームの治療薬を用います。その他、女性の膣に症状がある場合は、膣錠を用いることもあります。
デリケートゾーンに症状がある場合は、風邪と異なり「病院に行くのは恥ずかしい」という心理的抵抗感がある人も多いでしょう。その場合は、オンライン診療を受けるのも一つです。オンライン診療であれば、自宅からPCやスマートフォン上から、適切な検査方法や、治療薬を医師に相談できます。デジタルクリニックグループでも、カンジダの治療について相談することが可能です。診察は事前予約制ですので、お気軽にお問い合わせください。
カンジダ治療のオンライン診療
作成:デジタルクリニックグループ医師
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