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クラミジアの症状とは?男性・女性ごとの症状、検査方法も解説

2024.03.03

クラミジアの症状とは?男性・女性ごとの症状、検査方法も解説

本記事では、クラミジアの症状を解説します。加えて、感染経路や検査方法、治療方法についても解説します。センシティブな症状だからこそ、気軽に相談しにくい性感染症。性感染症の中でも、クラミジアは最も感染者が多いと言われています。該当している可能性が高い病気だからこそ、症状の特徴をしっかり理解しましょう。

クラミジアの症状とは

クラミジアは、「クラミジア・トラコマティス」という病原菌が感染することで起こる性感染症です。そしてクラミジアに関するパターンは、主に3種類あります。
① 性器に感染する場合(性器クラミジア)
② のどに感染する場合(咽頭クラミジア)
③ 肛門や直腸に感染する場合


しかし、クラミジアは身体症状が発生しないことも往々にしてあります。そのため、そのまま感染に気づかず放置されることが多い病気です。また淋病と症状が似ており、自分ではどちらに感染したかを判断することは難しいことも特徴の一つです。それでは、クラミジアに感染するとどんな症状があるのでしょうか。男女共通の症状から、男性女性それぞれ固有の症状も見ていきましょう。

クラミジアの男性・女性共通の症状

のどに感染した「咽頭クラミジア」の場合
・のどの痛み
・リンパ節の腫れ
・耳にものが詰まった感じがする
・難聴
・鼻づまり

■肛門や直腸に感染する場合
・肛門に痛みがある
・便に血が混ざる


のどに感染した場合は、風邪と間違うことも多いです。「上記の症状がない=クラミジアに感染していない」というわけではないので、注意しましょう。

クラミジアの男性での症状

男性では、以下のような症状がみられることが多いです。
・尿道にかゆみや不快感がある
・排尿時に痛みがある
・尿道から透明、あるいは白っぽい分泌物がある
・精巣に痛みや腫れがある

クラミジアの女性での症状

女性が感染した場合の症状は、以下が挙げられます。
・膣に痛み、かゆみがある
おりものが増えた
・腟から黄色い粘液や膿が出る
・尿をするとき痛みがある

上記いずれかに該当する場合は、クラミジアに感染している可能性があります。適切に医療機関に相談してみましょう。

クラミジアの感染経路

では、クラミジアはどのように感染するのでしょうか。結論から言うと、感染者の粘膜や体液と接触することで感染します。そのため、以下のような行為を感染者と行うことで感染します。
・キス(咽頭クラミジア)
・セックス(性器クラミジア)
・オーラルセックス(性器クラミジア、咽頭クラミジア)

・アナルセックス(肛門、直腸への感染)

性感染症=性行為で感染すると考えがちです。しかし、パートナーがのどにクラミジアを保菌している場合は、キスだけで自分ののどに感染します。一方で、以下のようなケースで感染することはまずありません。それは、クラミジア自体は弱い細菌で、感染には粘膜と接触する必要があるからです。
・同じお風呂/プールに入った
・着用した下着を、同じ洗濯機で洗った
・同じタオルを使った
・同じトイレを利用した
・マスクをせずに会話している

また性行為を行う場合でもコンドームを利用していると、感染の可能性は低くなります。しかし、装着が上手く出来ていないケース等では粘膜・体液と接触している可能性があるため、感染リスクをゼロにはできません。

クラミジアの疑いがある場合の対応

次に、クラミジアの疑いがある場合の対処について解説します。それぞれのステップを見ていきましょう。

①クラミジアの検査を受ける

クラミジアの検査は、①対面診療で診察・検査する場合と②オンライン診療や検査キットで検査する場合の2パターンあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

対面診療で診察・検査する

対面診療で検査・相談をしたい場合は、婦人科あるいは泌尿器科や保健所等を受診しましょう。尿検査やうがい検査の場合は、結果が分かるまで基本3~4日程度かかります。不安で検査を受けたいという場合は、保険適用にならないため自費診療として全額自己負担になります。 一方で、診察をもとに何か症状があると医師が判断して検査を行う場合、保険適用になります。まとめると、メリットとして、保険適用内での検査であれば費用が抑えられる点や、比較的早く結果が分かる点が挙げられます。一方で、診察に行く恥ずかしさや心理的抵抗感は、人によってはデメリットになるでしょう。

オンライン診療や検査キットで検査する

現在、クラミジアの検査をオンライン完結で行っている医療機関や、検査キットもあります。メリットとしては、人に会わずに検査を受けられる安心感や、診療に行く時間を確保しなくて良い点があります。一方でデメリットとしては、郵送に時間がかかるため、結果が分かるまでの期間が長いという点があります。また基本、保険適用外の自由診療での検査となります。そのため、費用負担が大きいのも特徴として挙げられます。なお、2023年12月現在、ドラッグストアや薬局などの市販では検査キットは販売されておりません。

②クラミジアの治療を受ける

治療には、抗生物質の薬を用います。主にジスロマック(アジスロマイシン)やクラビット(レボフロキサシン)という錠剤薬が用いられます(※括弧内はジェネリック薬)。薬代は、保険診療であれば1週間分で約1000円ほどです。一方、オンライン診療等の自由診療では医療機関が定めた価格(目安:約7000〜9000円など)となります。しっかり内服した後、体内で保菌していないかを確認する検査を行い、治療状況を確認する流れが一般的です。

クラミジアの検査・治療を行いたい場合

症状から検査・治療方法を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。性感染症での通院は、風邪と異なり「不安だけど病院に行くのは恥ずかしい」という心理的抵抗感がある人も多いでしょう。その場合は、オンライン診療を受けるのも一つです。オンライン診療であれば、自宅からPCやスマートフォン上から、適切な検査方法や、治療薬を医師に相談できます。デジタルクリニックグループでも、クラミジアの治療について相談することが可能です。診察は事前予約制ですので、お気軽にお問い合わせください。

クラミジア治療のオンライン診療

作成:デジタルクリニックグループ医師