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2025.06.14
日焼け(紫外線)対策は、ニキビに悩む方にとって欠かせないケアの一つです。
紫外線がニキビやニキビ跡に及ぼす影響や、肌にやさしい日焼け止めの選び方を理解しておくことで、炎症や色素沈着を防ぐことに役立つでしょう。
本記事では、日焼けがニキビやニキビ跡に与える影響や、ニキビ肌でも使える日焼け止めの選び方について解説します。
目次
日焼けすると、ニキビができやすくなったり悪化したりして、治りに影響することがあります。
ここでは、日焼けとニキビの関係や、なぜ紫外線がニキビを悪化させてしまうのかについて解説します。
紫外線を浴びると皮膚のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります(参考1)。バリア機能とは、外部からの刺激や異物の侵入を防ぎ、水分を保持する皮膚の防御機能のことです。
皮膚が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されます。その結果、毛穴の詰まりを引き起こし、ニキビができやすくなってしまうのです。
また、バリア機能が低下している皮膚は外部からの刺激を受けやすくなっているため、既存のニキビも悪化しやすいといえるでしょう。
日焼けはニキビの治りに影響を与えるため、ニキビ跡が残りやすくなる可能性があります。
紫外線は皮膚のバリア機能を低下させるだけでなく、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の乱れを招きます。ターンオーバーが乱れると、古い皮膚から新しい皮膚への生まれ変わりがスムーズに行われません(参考2)。
そのため、ニキビができた際に生成されたメラニン色素が排出されず、ニキビ跡が残りやすくなってしまうのです。
ニキビができやすい肌にとって、日焼け止めの選び方は重要です。刺激が少なく、肌にやさしい日焼け止めを選ぶことで、ニキビをできにくくしたり悪化を防いだりすることにつながるでしょう。
日焼け止めの主成分は、以下の2種類です(参考3)。
日焼け止めには、この2種類の成分のうちどちらか一つが使われているもの、もしくは両方が配合されているものがあります。
一般的に、日焼け止め効果が高いとされているのは紫外線吸収剤です。
しかし紫外線吸収剤は、体に害がないとはいえ紫外線エネルギーを吸収して熱や赤外線に変換することで日焼け止め効果を発揮するため(参考4)、肌に負担がかかりやすく、体質によってはかぶれを引き起こす可能性があります。
そうはいっても、安全性が確認された成分や量で作られているため、使用してみて問題ない場合は避ける必要はありません。
敏感肌の方やニキビが気になる方は、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選択するのも一つの方法ですが、好みの使用感のものを選択すると良いでしょう。
ニキビが気になる方にオススメの日焼け止めは、以下のような特徴を持つ製品です。
ノンコメドジェニックは、ニキビができにくい処方でつくられた化粧品などを指します。「コメド」とは、毛穴に皮脂が詰まったニキビのでき始め、いわゆる「白ニキビ」「黒ニキビ」のことです。
製品に「ノンコメドジェニックテスト済」と明記されているものを選びましょう(参考5)。
紫外線を肌の表面で反射させるタイプの日焼け止めです。酸化亜鉛や二酸化チタンといった成分が中心で、紫外線エネルギーの変換による肌への刺激が少なく、ニキビが気になる方に比較的やさしいとされています。
製品には「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」などと表示されています(参考6)。
ニキビができやすい、できている肌は、外部からの刺激に対して敏感であることが少なくありません。
そのため日焼け止めに含まれる香料やアルコール、防腐剤などが肌への刺激となってニキビができてしまったり、もともとあるニキビを悪化させたりする可能性があります。
「無香料」や「アルコールフリー」「パラベン(防腐剤)フリー」の製品を選ぶことも、ニキビのケアに効果的でしょう。
伸びが良くなめらかなタイプの日焼け止めを選ぶことも、肌への負担軽減に役立つでしょう。
固めの日焼け止めは伸びが悪いため、塗るときに肌をこすってしまいがちです。この摩擦が肌への負担となり、ニキビができたり悪化させたりする可能性があります。
また、伸びの良い日焼け止めは塗りムラが起きにくく、十分な紫外線防御効果を得やすい点がメリットです。フェイスラインなどの細かい部分にもスムーズに広げられるため、効果的なケアを実現しやすくなるでしょう。
近年注目されているのが、飲む日焼け止め(紫外線対策サプリメント)です。飲む日焼け止めには、抗酸化作用のある成分(抗酸化物質)が含まれています。
抗酸化物質には、紫外線を浴びることで体内に増加する「活性酸素」を除去する働きがあります(参考7)。この作用により、紫外線による肌のダメージに内面からアプローチすることが、飲む日焼け止めに期待できる効果といえるでしょう。
塗るタイプの日焼け止めのような効果は期待できませんが、肌への直接的な負担を減らせる可能性があります。
ニキビを予防・改善するには、まずニキビの原因や種類を正しく理解することが大切です。また、ニキビが治った後に残る“跡”についても知っておくと、より効果的なケアができます。
ニキビの発生には以下の3つの主な因子があります(参考8)。
さらに、ストレスや睡眠不足、偏った食事などもニキビの悪化因子として知られています。
ニキビの原因については、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ニキビの原因 | 思春期ニキビと大人ニキビの違いや治し方を解説
ニキビ跡の代表的な種類は、以下のとおりです(参考9・参考10)。
ニキビが治った後も、赤みが残ることがあります。時間の経過とともに消失するため、あまり心配しなくてもよいでしょう。
色素沈着は、ニキビの炎症によりメラニンが過剰に生成されることで、茶色や黒色のシミとして残ることがあります。
炎症の強いニキビが治癒する過程で、皮膚がへこんだ状態になることがあります。これが萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)です。逆に、皮膚が盛り上がってしまったものは肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれています。
ニキビ跡の種類については、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ニキビ跡の種類 | 治し方や予防方法を詳しく解説
日焼け対策は、ニキビの発生予防とニキビ跡の悪化防止の両面で重要です。ニキビが気になる方はノンコメドジェニックや低刺激のもの、伸びが良いものなど皮膚への負担が少ない日焼け止めを選びましょう。
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参考文献
(参考1)光石幸市 1.アトピー性皮膚炎と皮膚のバリア機能|アレルギー・アトピー性疾患―[ III ]アレルギー性疾患の治療の将来展望|第126回日本医学会シンポジウム
(参考2)須賀 康 皮膚科医が考えるアンチエイジングー皮膚老化の予防法と対応についてー|順天堂医学.2006,52,429-436
(参考3)Q11 サンスクリーン剤の成分は?|皮膚科Q&A 日焼け|公益社団法人日本皮膚科学会
(参考4)身の回りの製品に含まれる化学物質シリーズ 化粧品|独立行政法人製品評価技術基盤機構
(参考5)Q25 スキンケアはどうしたらいいですか?|皮膚科Q&A にきび|公益社団法人日本皮膚科学会
(参考6) 紫外線環境保全マニュアル2020|環境省
(参考7)中村 成夫 ―基礎科学から医学・医療を見る―活性酸素と抗酸化物質の化学|日医大医会誌 第9巻(2013活性酸素と抗酸化物質の化学)3号
(参考8)Q3 にきびは、どうしてできますか?| 皮膚科Q&A にきび|公益社団法人日本皮膚科学会
(参考9)尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023|公益社団法人日本皮膚科学会(参考10)Q2 にきびには、どんな症状がありますか?|皮膚科Q&A にきび|公益社団法人日本皮膚科学会
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