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2025.05.31
ニキビが治ったと思ったらクレーターのような皮膚の凹みが目立つようになり、セルフケアでは改善しないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。クレーター毛穴にはいくつかの種類があり、皮膚の状態に応じた対処法が必要です。
今回はクレーター毛穴の種類や特徴を解説し、クレーター毛穴に対する治療方法を紹介します。クレーター毛穴にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
クレーター毛穴とは、皮膚の深部組織が損傷して表面が凹んでしまった状態です。水疱瘡や外傷などで起こることもありますが、クレーターのような凹みのあるニキビ跡に悩まされる方は少なくありません。
クレータ毛穴の種類は、主にローリング型・ボックス型・アイスピック型に分類されます。(参考1)それぞれの見た目や特徴は、以下のとおりです。
ローリング型は、凹みの深さに比べて口の直径が大きく、なだらかに凹んだ形をしています。(参考1、2)クレーター毛穴のなかでは他の種類に比べてサイズが大きめで、広範囲にわたると波のような凹凸になるのが特徴的です。なだらかな凹みであるため、仰向けに寝ているときには目立ちにくい傾向があります。
ボックス型は凹みの縁がはっきりとして、平たい底面をしています。(参考1)横から見ると四角い箱のような形をしていると考えれば、イメージがつきやすいでしょう。ボックス型は垂直に凹んでいるため、影が作られやすいのが特徴です。このタイプは、クレーター肌をファンデーションで目立たないように工夫しても難しいとお悩みの方も少なくありません。ニキビ跡だけでなく、水疱瘡が原因となるケースもあります。
アイスピック型は、アイスピックで刺したような小さな穴が特徴的です。見た目のサイズは小さいものの、先細り状に皮膚の深部組織にまで達しているケースもあります。皮膚表面が細かく陥没しているように見え、毛穴が開いた状態との区別が難しいタイプです。(参考1、2、3)
クレーター肌の原因は、皮膚の深部組織の損傷です。クレーター毛穴でよく見られる、クレーター状のニキビ跡はニキビの炎症により皮膚の深部組織が破壊されて起こります。(参考4)
皮膚の構造は、表面から表皮層・真皮層・皮下組織の3つに分類されます。何かと損傷を受けやすい一番外側の表皮は、新しい皮膚が生まれ変わるターンオーバーに伴って回復するのが一般的です。(参考5)
一方、クレーター状のニキビ跡のように表皮より深い組織の損傷は、瘢痕(はんこん)と呼ばれる傷痕が残りやすいとされています。(参考6)真皮まで達する傷や炎症を修復する過程で、皮膚が過剰に線維化し傷口を埋める場合があるからです。その際、コラーゲンなどの線維性タンパク質が秩序なく定着し、瘢痕になってしまうと考えられています(参考7)
クレーター毛穴と開き毛穴は、一見して区別が付きにくい場合があります。特に、開口部が小さいアイスピック型は開き毛穴との違いがわかりにくいかもしれません。
クレーター毛穴は、主にニキビの強い炎症によって皮膚の深部組織が損傷したことによる皮膚の凹みです。一方、開き毛穴は角栓が詰まって毛穴が押し広げられたり、乾燥や皮膚の弾力低下によって拡大していた毛穴がさらに広がったりしている状態と考えられます。(参考8)
皮膚の深部組織の損傷であるクレーター毛穴に対し、開き毛穴は皮膚表面のトラブルです。皮膚表面のトラブルである開き毛穴は、正しいスキンケアやターンオーバーを整える生活習慣の見直しによる改善が期待できるケースもあります。
クレーター以外のニキビ跡の種類は以下のとおりです。
①赤み
炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)と呼ばれ、ニキビの炎症が残った状態です。時間とともに消えるケースが大半です(参考4)が、繰り返し同じ場所にニキビができるケースでは数ヶ月間赤みが残る場合もあります。ニキビの再発を予防するには、適切なニキビケアが大切です。
②色素沈着
ニキビの炎症により生成されたメラニン色素が皮膚に沈着すると、茶色や黒色、紫色のシミになることがあります。皮膚のターンオーバーとともに薄くなっていきますが、目立たなくなるまでに数年かかる場合もあります。
③しこり
ニキビ跡のしこり(結節)は、ニキビの炎症によって破壊された毛包の壁を修復する過程で生じると考えられています。(参考9)自力で治すことは難しいため、皮膚科や美容皮膚科への相談を検討しましょう。
④ケロイド
ニキビを修復する過程で、皮膚の線維成分が過剰に増殖したものが肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドです。肥厚性瘢痕やケロイドには、ステロイド剤の入ったテープやステロイド剤軟膏の使用、ステロイド剤を患部に直接注射するなどのステロイド療法が行われます。(参考10)
ニキビ跡の種類に関して、更に詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
ニキビ跡の種類 | 治し方や予防方法を詳しく解説
一般的に、クレーター治療は難しい領域とされている分野です。皮膚科や美容皮膚科では、クレーター肌の広がりを抑え、目立ちにくくすることを目指す治療が行われています。
①ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは皮膚に薬剤を塗って古い角質や汚れを剥がれやすくし、肌のターンオーバーを促すニキビ治療にもよく用いられる施術です。ケミカルピーリングでは、グリコール酸やサリチル酸、トリクロロ酢酸などの薬剤が主に使用されます。(参考1、11)
なかでも、クレーター毛穴を目立ちにくくする方法として知られているのがトリクロロ酢酸によるケミカルピーリンです。トリクロロ酢酸によるケミカルピーリングは、表皮より深い組織に働きかけるとされています。(参考1)
治療後は一時的にかさぶたや色素沈着が現れる場合があり、施術前には医師の診察を受け、しっかりと説明を受けることが大切です。(参考1)
②フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは微細なレーザー光を細かく点状に照射して皮膚に刺激を与え、皮膚の再生を促します。(参考12)フラクショナルレーザーの施術前には、医師が診察して治療適応となるかの判断を行います。一般的には複数回照射し、ニキビ跡の凹みの深さを浅くして目立ちにくくする治療法です。
フラクショナルレーザーを受けて起こりうる副作用は、皮膚の状態や施術を行う機種によって異なります。(参考12、13)治療後に現れやすい赤みや腫れは、冷却して様子をみるケースがほとんどです。また、まれではありますが施術後に内出血がみられる場合があります。皮膚の赤みや腫れ、内出血などの症状が悪化する場合は、施術を受けた医師に相談しましょう。
皮膚の深部組織がダメージを受けているクレーター毛穴は、セルフケアによる改善が難しいとされています。クレーター毛穴の種類の見分け方がわからなかったり、開き毛穴との違いを区別したりするのが困難な場合も少なくありません。
自分の皮膚の状態を見極めて、クレーター肌に適したスキンケアや治療を受けるために、皮膚科や美容皮膚科で相談するのも1つの方法です。
デジタルクリニックグループでは、24時間365日オンラインでの診療が可能です。オンライン診療は、自宅などでニキビ跡についての専門的なアドバイスを受けることができます。
オンライン診療をご希望の場合、下記からご予約ください。
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(参考1)船坂陽子.美容皮膚科の自由診療.2023.日本医科大学医学会雑誌.第19巻.第4号.p209-307
(参考2)美容医学への扉’’にきび、にきび痕の治療’’
(参考3)山田 裕道.皮膚科におけるレーザー応用の最新事情.2011.レーザー研究.第39巻.第2号.p96-100
(参考4)公益社団法人日本皮膚科学会’’皮膚科Q&A|にきび|Q2 にきびには、どんな症状がありますか?’’
(参考5)藤田医科大学’’皮膚から老化細胞が排除されるメカニズムを解明’’
(参考6)堀内祐紀.20歳代女性の痤瘡と痤瘡瘢痕の実態調査.2013.日本臨床皮膚科医会雑誌.第30巻.第6号,p636-642
(参考7)筑波大学’’イモリの皮膚再生過程を明らかに 傷痕が残さぬ治療法開発に新知見’’
(参考8)水越興治.及川みどり.伊藤夕子.小林和法.今村仁.松本克夫.年齢による毛穴の目立ちの実態調査.日本化粧品技術者会誌.2007,41巻. 4号. p..262-268.
(参考9)慶応義塾大学病院’’にきび(尋常性ざ瘡)’’
(参考10)一般社団法人日本形成外科学会’’’ケロイド・肥厚性瘢痕’’
(参考11)東邦大学医療センター大森病院 皮膚’’美容外来 | 患者さんへ ’’
(参考12)慶応義塾大学病院”美容医療|きずあとの治療|フラクショナルレーザー’’
(参考13)神戸大学医学部附属病院|形成外科・美容外科’レーザー療法‘‘
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