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2025.05.31
更年期障害によってパニック症状が起こることはよくあります。女性ホルモンの急激な減少が原因で、自律神経のバランスを崩し、不安感や動悸などの症状を引き起こすことで発症します。
この記事では、更年期障害とパニック障害の違いから対処法、治療方法まで詳しく解説し、つらい症状を和らげるためのポイントを紹介します。
目次
更年期障害でパニックのような症状が起こる主な原因は、エストロゲン(女性ホルモン)の急激な減少です。(参考1)エストロゲンは女性の心身の健康維持に重要な役割を担っています。そのため、女性ホルモンのエストロゲンが減少すると自律神経系のバランスが乱れやすくなるのです。
自律神経のバランスが崩れると、心拍数の上昇や呼吸の乱れ、発汗などの身体症状が現れます。こういった身体的な変化により「何か重大な病気ではないか」という不安感を引き起こし、その不安がさらに症状を悪化させる悪循環におちいりやすくなります。
また、エストロゲンには、脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)の働きを調整する機能もあるのが特徴です。これらの物質は気分や感情のコントロールに関わっているため、エストロゲンの減少によって自律神経が不安定になり自律神経失調症のような症状が現れます。そのため、不安感や恐怖感が強まると言った不安障害が起こります。(参考2)
更年期障害によるパニックとパニック障害は似た症状が見られますが、次の重要な違いがあります。
更年期障害によるパニック症状は、女性ホルモンの変動が直接的な原因です。更年期(40代後半~50代前半)に発症することが多く、ホットフラッシュや発汗、不眠など他の更年期症状も伴うことがあります。(参考1)
一方、パニック障害は心理的要因やストレスが主な原因とされています。どの年齢でも発症する可能性があり、「予期不安」(パニック発作が起きることへの恐怖)が起こるのが特徴的です。(参考4)
重要なのは、更年期障害とパニック障害は同時に発症するケースも見られることです。また、PMS(月経前症候群)との鑑別も大切になります。これらの症状を正確に鑑別するためには医師による問診と検査が必要です。
更年期障害によるパニック症状に悩まされたときは、下記のような対処法が効果的です。
パニック症状が出始めたら、まず深呼吸を意識しましょう。鼻から息をゆっくり吸い、口からゆっくり吐くという呼吸を5~10回繰り返します。(参考5)
ヨガや瞑想、筋弛緩法などのリラクゼーションを日々の習慣にすると、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。(参考6)
しっかりと睡眠を取ることや、バランスの取れた食事、適度な運動は自律神経を安定させるのに重要です。特に、運動はウォーキングなどの無理のない有酸素運動を取り入れましょう。
カフェインは交感神経を刺激し、動悸や不安感を増幅させることがあります。(参考7)アルコールも控えめにすることが大切です。
更年期障害によるパニック症状に対する治療方法には、主に以下のようなものがあります。
これらの治療法は、症状の程度や個人の体質によって大きく異なります。できるだけ早めに医師の診察を受け、患者本人に合った適切な治療を受けることが大切です。
更年期障害の詳しい治療方法については、次のページで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
「更年期障害 治し方」内部リンク
更年期障害とは、閉経前後の約10年間(更年期)に、エストロゲンの急激な減少により引き起こされる不調のことです。ホットフラッシュや発汗、不眠、イライラ、うつ症状などの身体的・精神的症状が特徴で、日常生活に支障をきたすほど症状が重い場合に診断されます。更年期障害の発症には、ホルモンバランスの変化だけでなく、加齢による身体変化や心理的、社会的要因も関わっています。(参考1)
更年期障害ではパニック症状以外にも様々な症状が現れます。主な症状は身体的症状と精神的症状の2種類です。(参考1)
【身体的症状】
【精神的症状】
症状の現れ方や程度には個人差がありますが、なかには日常生活に支障をきたすこともあります。
更年期障害の症状についてより詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
「更年期障害とは 症状」内部リンク
更年期障害の症状は一般的に40代後半から現れ始め、50代前半にピークを迎えることが多いです。月経が止まる平均的な閉経年齢は50~52歳と言われており、閉経前後の5年間に症状が強く現れる傾向があります。(参考1)
ただし、個人差が大きく、一般的な更年期の年齢で症状が現れない方もいます。また、すべての女性が更年期障害の症状を経験するわけではないことを知っておきましょう。
更年期障害によるパニックは、女性ホルモンの減少によって自律神経のバランスが崩れることで起こります。症状を改善につなげるためには、パニック障害との違いを理解し、適切な対処法や治療法を選ぶことが重要です。
更年期障害の症状は個人差が大きいですが、日常生活に支障をきたすほど異常な症状がある場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。
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(参考1)日本産科婦人科学会「更年期障害」
(参考2)厚生労働省「更年期」
(参考3)日本産婦人科医会「2. 更年期障害の起こるメカニズムとは?」
(参考4)日本精神神経学会「塩入俊樹先生に「パニック障害/パニック症」を訊く」
(参考5)厚生労働省「パニック障害(パニック症)の 認知行動療法マニュアル (治療者用)」
(参考6)厚生労働省「リラクゼーション法」
(参考7)忽滑谷和孝「生活習慣病とメンタルヘルス」日職災医誌. 62:316−321. 2014
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