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2025.05.15
トリキュラーは避妊を目的とした低用量ピルで、正しく服用することで高い避妊効果が期待できます。しかし、副作用や服用時の注意点があるため、事前にしっかりと理解しておくことが重要です。
本記事では、トリキュラーの副作用や、服用時の注意点や服用方法、効果、トリキュラー以外の低用量ピルについて詳しく解説します。
目次
トリキュラーを服用する際に注意が必要な副作用の一つに「血栓症」があります(参考1)。血栓症とは、血管の中で血のかたまり(血栓)ができてしまい、血流が妨げられる病気です。まれですが、命に関わることもあるため、初期症状に気づくことが大切です(参考1)。
血栓症の主な症状は以下のとおりです(参考1)。
こうした症状が現れた場合は、すぐにトリキュラーの服用を中止し、医療機関を受診してください(参考1)。また、受診時には「現在トリキュラーを服用している」と伝えることも重要です。
その他にも、足のむくみやしびれ、赤み、頭痛、吐き気などの症状がある場合も、血栓のサインである可能性があります(参考1)。少しでも「おかしい」と感じたら、我慢せず医師に相談しましょう。
比較的よく見られる副作用には以下のようなものがあります(参考1)。
また、まれではありますが抑うつ、眠気などの副作用(頻度:1%未満)があらわれることがあるため、注意が必要です(参考1)。
トリキュラーを服用する際には、いくつかの注意点があります。安全に服用するために、以下の点に気をつけてください(参考1、2)。
トリキュラーは避妊薬であり、HIV(エイズ)や梅毒、クラミジアなどの性感染症を予防することはありません。性感染症を予防するためには、コンドームを併用することが大切です。
トリキュラーを服用することで、血栓症のリスクが高まる可能性があります。特に、長時間動かない状態が続いたり、血圧が高くなったり、脱水になったりするとリスクが増します。手術が必要になった場合は、トリキュラーを服用中であることを医師に伝えましょう。
トリキュラーを服用している間は、定期的に健康チェックを受けることが推奨されます。6カ月ごとに血圧測定や臨床検査、乳房・腹部の検査を受け、一年に一回婦人科検査や子宮頸癌検診を行いましょう(参考1)。
また、糖尿病やその疑いがある場合は、定期的な血糖値の検査も重要です。
喫煙は、心血管系の副作用リスクを高めるため、トリキュラーを服用している場合は禁煙が推奨されます。
服用中に不正性器出血が見られることがありますが、多くの場合は自然に改善します。ただし、長期間続く場合や異常を感じた場合は、医師に相談しましょう。
激しい下痢や嘔吐が続くと、トリキュラーの効果が減少することがあります。この場合、他の避妊方法を併用し、医師や薬剤師に相談することが大切です。
以下に該当する方は、本剤の服用が禁じられています(参考1、2)。
トリキュラーの成分にアレルギーがある方や、「抗リン脂質抗体症候群」という免疫に関わる病気がある方は服用できません。
性器からの出血があり、その原因がはっきりしていない場合は、服用できません。
また、乳がんや子宮内膜がん、子宮頸がんなど、エストロゲンの影響を受けるがん、またはその疑いがある場合は服用できません。
血栓ができやすい体質の方や、過去に血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害、冠動脈疾患などを起こした方は使用できません。また、亜急性細菌性心内膜炎を起こしたことのある心臓弁膜症の方、または肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の方は使用できません。
高血圧の方(軽度を除く)や、糖尿病による合併症がある方も服用は避ける必要があります。
手術の前後(手術の4週間前~術後2週間)や、産後4週間以内、長期間寝たきりの方は血栓症のリスクが高いため、服用できません。
妊娠中の方、妊娠中に黄疸や持続性そう痒症、妊娠ヘルペスの既往歴がある方は服用できません。授乳中の方も薬を服用することはできません。母乳に影響が出る可能性があるため、別の避妊方法が推奨されます。
また、思春期など、体の発育がまだ途中である可能性がある方も、服用は避けるべきとされています。
そのほか、35歳以上で1日15本以上喫煙する方、前兆を伴う片頭痛がある方、肝臓の機能障害がある方、耳硬化症の方も、服用は避けてください。
トリキュラーは三相性に分類される低用量経口避妊薬です(参考2)。レボノルゲストレル(プロゲスチン)とエチニルエストラジオール(エストロゲン)を、女性の体内で変化するホルモンの動きに合わせて3段階に配合しています(参考3)。このような配合によって、生理のリズムを整えやすいとされています。
経口避妊薬は、服用忘れがない理想的な状態で使用すれば、妊娠する確率は0.3%とされています(参考2)。
しかし、飲み忘れを含めた一般的な服用では、妊娠率が9%に上昇します(参考2)。特に、1周期中に服用忘れが増えると、妊娠するリスクも高まるため注意が必要です。
トリキュラーに期待できる効果は避妊です(参考1)。主に次の薬効によって、高い避妊効果が期待できます(参考1)。
トリキュラー錠は毎日一定の時刻に服用することが必要です(参考1)。
なお、経口避妊剤を初めて服用する場合は、トリキュラーは月経の一日目から服用を開始する必要があります(参考1)。
また、服用開始日が月経第一日目から遅れた場合、飲み始めの最初の一週間は他の避妊法を併用することが重要です(参考1)。
トリキュラーには21錠タイプと28錠タイプがあり、それぞれの服用法は以下の通りです(参考1)。
1日1錠を21日間連続で服用し(赤褐色糖衣錠から開始します)、その後7日間の休薬期間を設けます。以上28日を一周期とし、29日目からは出血が終わっているか続いているかに関わらず次の周期の服用を開始し、以後同様に繰り返します。
1日1錠を28日間連続で服用します(赤褐色糖衣錠から開始します)。以上28日を1周期とし、29日目からは出血が終わっているか続いているかに関わらず次の周期の錠剤の服用を開始し、以後同様に繰り返します。
もし1日分飲み忘れた場合は(28錠製剤の白色糖衣錠(大)を除く)、翌日までに気づいたらその時点で飲み忘れた分を服用し、その日の分も通常通り服用します(参考1)。
2日以上連続で飲み忘れた場合、飲み忘れに気づいた時点で前日分の1錠を服用し、その後は当日の錠剤を通常通り服用します。その後は、元の服薬スケジュールを継続して服用してください(参考1)。
なお、飲み忘れがあった周期は妊娠率が高くなるため、他の避妊法と併用してください(参考1)。
他の経口避妊薬から本剤に切り替える場合、以下のように進めます(参考1)。
現在服用中の経口避妊薬を全て飲み終わった後、7日間の休薬期間を設け、その後にトリキュラーを服用開始します。休薬期間後に服用を始めることが重要であり、この開始が遅れると、避妊効果が不十分となり、妊娠のリスクが高まります。
現在服用中の薬を全て飲み終わったら、休まずにそのままトリキュラーを服用し始めます。開始の遅れは避け、トリキュラーの服用をスムーズに続けることが重要です。遅れた場合、避妊効果が低下し、妊娠するリスクが増す可能性があるので注意してください。
トリキュラーの飲み方に関して、更に詳しく知りたい場合は以下の記事もお読み下さい。
「トリキュラーの飲み方 | 飲み忘れた場合の対処方法や効果を解説」の記事はこちらから
トリキュラー服用後に月経が来ない場合の対応は、以下の通りです(参考2)。
月経が1周期分来ない場合でも、次の周期はいつも通りに薬を飲み続け、医師に相談してください。
もし2回続けて月経が来なかったり、説明通りに服用できておらず月経が来ない場合は、妊娠の可能性があるかもしれません。その場合は、すぐに医師に相談してください。
妊娠が確認されるまでは薬の服用を中止し、他の避妊方法を使うようにしてください。
トリキュラーを服用後に妊娠を希望する場合は、以下の通りです(参考2)。
経口避妊薬を中止すれば、妊娠は可能ですが、月経周期が正常に戻るまで避妊を続けることが推奨されます。
なお、経口避妊薬を長期間服用していた場合、月経が回復するまでに少し時間がかかることがあります。通常は3~4ヶ月以内に月経は回復しますが、それ以上経過しても月経が回復しない場合は、医師に相談してください(参考2)。
低用量ピルは、含まれるホルモンの量とその変化の仕方によって「一相性ピル」と「二相ピル」と「三相性ピル」に分類されます。詳しい内容は以下の通りです(参考4)。
1シート内のすべての錠剤に同じ量のホルモンが含まれており、ホルモン量が一定です。これにより服用による体調の変化が少なく、安定した避妊効果が期待できます。
代表的なピルは、主に以下が挙げられます。
1シート内でホルモン量が2段階に変化します。現時点で日本での取り扱いはありません。
1シート内でホルモンの配合量が3段階に変化するタイプです。自然なホルモン分泌の変化に近く、副作用が少なく、体への負担も比較的少ないとされています。
代表的なピルは主に以下が挙げられます。
低用量ピルの種類について更に詳しく知りたい方は、以下の記事もお読みください。
「低用量ピルの種類 | 目的別に適したピルやそのほかのピルとの違いを解説」の記事はこちら
トリキュラーは適切に服用することで高い避妊効果を発揮する低用量ピルですが、副作用や服用時の注意点があるため、慎重に使用する必要があります。継続的な健康管理のために、定期的な検診を受けながら、安全に服用を続けることを心がけましょう。
トリキュラーは低用量ピルの一種で、生理不順や避妊などに使用されます。
一方で、吐き気・頭痛・むくみなどの副作用が出る人もいます。
「飲みたいけど副作用が不安…」
「別のピルに変えた方がいいのかな」
そんな悩みを抱える方も少なくありません。そうした場合は、婦人科やオンライン診療で医師に相談するのも一つの選択肢です。
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参考文献
(参考1)医療用医薬品 : トリキュラー 添付文書情報
(参考2)経口避妊薬 トリキュラー服用者向け情報提供資料
(参考3)トリキュラー錠21 トリキュラー錠28 総合製品情報概要
(参考4)低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案)
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