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2024.11.28
低用量ピルは、正しく服用することで99.7%の避妊率を得ることができる内服薬です。
妊娠を望まない女性の強い味方となってくれる低用量ピルですが、正しく服用しないと十分な避妊効果を得ることができません。
この記事では、避妊効果が落ちる原因や対処法など、低用量ピルを服用する際に注意したいポイントについて解説します。
目次
低用量ピルは、避妊以外にもさまざまな効果がある内服薬です。低用量ピルの仕組みとともに、得られる効果についてご紹介します。
低用量ピルには、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が配合されています。
そのため、服用すると血液中のエストロゲンとプロゲステロンの濃度が高くなり、ホルモンをコントロールしている脳下垂体が妊娠していると錯覚します。
錯覚した脳下垂体は卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの分泌を減少させるため、卵胞が十分に育たなくなり排卵が抑制されます。
また、子宮内膜も育たず薄いままになるため、排卵したとしても着床しにくくなります。月経時に剥がれ落ちる子宮内膜も少なくなるため、月経量や生理痛の軽減にもつながります。
それとともにプロゲステロンの分泌も抑えられるため、月経前症候群(PMS)の緩和にも役立ちます。
低用量ピルは避妊以外にも次のような効果があることから、多くの治療に用いられています。
・月経前症候群(PMS)の緩和・生理痛の緩和・生理周期のコントロール・貧血の改善・ニキビや肌荒れの改善など美肌効果・子宮内膜症やチョコレート嚢胞のリスクの軽減・子宮体癌や卵巣がんのリスクの軽減
低用量ピルの効果についてさらに詳しく知りたい方は「低用量ピルの効果について医師が解説します。」をご覧ください。
避妊を目的として服用されることの多い低用量ピルは、妊娠にどのような影響を与えるのでしょうか?
妊娠確率や効果が得られるまでに必要な服用日数など、低用量ピルと妊娠の関係についてご紹介します。
低用量ピルを正しく服用した場合の妊娠率は0.3%です。
一般的な使用方法によるコンドームの妊娠率が15%なのに比べ、低用量ピルは高い避妊効果があると言えるでしょう。
低用量ピルは薬を決められた通りに服用するだけなので、コンドームなどの避妊法よりも簡単に使用でき、避妊の失敗が少ないことも妊娠率の低さにつながっています。
生理が始まってから5日以内に服用を開始した場合、その日から避妊効果が得られます。
それ以外の期間から服用を開始する場合には、7日間継続して服用できてから避妊効果が得られるようになります。
避妊効果が得られるまでは妊娠する恐れがあるため、コンドームなど他の避妊法を併用しなくてはなりません。
低用量ピルは避妊を目的とした薬のため、不妊症を治療できる直接的な効果はありません。
しかし薬の作用によって排卵が抑えられるため、卵巣の負担を減らしたり、子宮内膜症やチョコレート嚢胞の予防や治療をサポートする効果が期待できます。
また、服用によって将来妊娠しにくくなるなど不妊への影響が心配になるかもしれませんが、低用量ピルの内服が不妊につながることはありません。-「低用量ピルの効果について医師が解説します」内部リンク
妊娠中に低用量ピルを服用することはできません。
低用量ピルは避妊を目的とした薬なので、妊婦に対する安全性が確立されていないためです。どのような副作用が現れるか分からないため、妊娠したと判明した場合や、妊娠初期にピルを飲んでしまった場合は直ちに服用を中止しましょう。
胎児への影響も心配ですが、妊娠初期に低用量ピルを服用してしまった場合でも、胎児に奇形などの先天異常が現れるリスクは増大しないといわれています。
低用量ピルは避妊効果の高い避妊法ですが妊娠確率はゼロではないため、日頃から体調の変化に注意しておきましょう。
低用量ピルは正しく服用することで、99.7%の避妊率を得ることができる避妊法です。
しかし、正しく服用しないと避妊効果を低下させてしまいます。
望まない妊娠を避けるためにも、これからご紹介する避妊効果が落ちる原因をチェックして効果をしっかりと発揮させましょう。
低用量ピルは、服用してすぐに効果が得られるものではありません。服用を開始する時期によって、効果が得られるまでに日数が必要です。
生理開始から5日以内に服用を始めた場合には、その日から避妊効果を得ることができます。けれど、それ以外の期間から服用を始めた場合には、7日間服用を続けてからしか効果を得ることができません。
低用量ピルの効果が発揮されるまでは、コンドームを使用するなど他の避妊法を併用するか、性行為を避ける必要があります。
低用量ピルは吸収するのに時間がかかるため、服用した後に嘔吐するとピルの成分が吸収されないまま排出されてしまいます。その場合、避妊効果が落ちる恐れがあるため注意しましょう。
服用後2時間以内に嘔吐した場合には、速やかに再度ピルを服用してください。
低用量ピルは服用後2時間ほどで最高血中濃度を迎えるため、服用してから2時間過ぎていれば嘔吐しても問題ないといわれています。
また、下痢をした場合にも避妊効果が落ちてしまうため、服用後2時間以内に下痢をした場合は速やかに再度服用しましょう。
低用量ピルは、毎日決められた時間に服用することが大切です。飲み忘れたり、服用する時間が大きくずれてしまうと避妊効果が落ちてしまうので注意が必要です。
飲み忘れに気付いたら、早急に対処しましょう。
1錠を飲み忘れてしまった場合には、気付いた時点ですぐに1錠服用し、残りを予定通り服用してください。
2錠以上飲み忘れてしまった場合にも、気付いた時点ですぐに1錠服用し、残りを予定通り服用しましょう。それとともに、他の避妊法を併用しなくてはなりません。
2錠以上飲み忘れてしまうと避妊効果が落ちてしまうため、服用を再開してから7錠以上連続して服用するまで、コンドームの使用など他の避妊法を併用しましょう。
ピル服用中でも妊娠検査薬を使用することは可能なので、心配な場合は確認するとよいでしょう。
日本の医療機関で処方される低用量ピルと違い、個人輸入した低用量ピルには品質や安全性に問題のあるものもあります。その場合、避妊効果を十分に得ることができません。
また、低用量ピルは乳がんや子宮がんの疑いのある方、重篤な肝障害のある方、血栓性静脈炎の既往歴のある方など服用が禁忌となる場合があるため、自己判断で服用を開始するのは危険です。
避妊効果をしっかりと得て安全に服用するためにも、必ず医療機関で医師に処方してもらいましょう。
時間の都合がつかない方や婦人科を受診するのに抵抗のある方は、オンライン診療で処方してもらう方法もあるので活用するとよいでしょう。
低用量ピルは正しく服用しないと十分に効果を発揮できず避妊率が落ちてしまうため、用法用量を守って服用することが大切です。
飲み忘れるなどして低用量ピルの避妊効果が落ちているときには、他の避妊法を併用したり性行為を避けるなどして対応しましょう。
低用量ピルは正しく服用することで99.7%の避妊効果を得ることができるため、効果の高い避妊法を必要としている方は婦人科での処方を検討してみてください。
低用量ピルをオンライン診療で相談する
【参考文献】・Vol.3 月経困難症を治療する低用量ピル|健康ぷらざPlus
・経口避妊薬ってどんな薬?:経口避妊薬(OC/ピル)について|富士製薬工業株式会社
・避妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
・低用量経口避妊薬(OC)の医師向け情報提供資料
・CQ30-31.pdf低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案)
・第2章 経口避妊薬の処方の手順(初回処方時)
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