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2025.06.22
毎日の紫外線対策として欠かせないのが「日焼け止め」です。これまでは肌に直接塗布するタイプが主流でしたが、近年注目されているのが「飲む日焼け止め」です。
本記事では、飲む日焼け止めの効果や正しい飲み方、選び方、さらには知っておくべきデメリットや注意点について詳しく解説します。
目次
紫外線による肌のダメージを体の内側からケアすることを目的としたサプリメントが、飲む日焼け止めです。飲む日焼け止めには、主に次のような効果が期待されています。
紫外線を浴びると、体内で「活性酸素」が過剰に発生します。過剰に発生した活性酸素は、細胞のダメージにつながり、シミやしわ・たるみといった肌老化の原因となります(参考1・参考2)。
飲む日焼け止めには、この活性酸素の発生を抑え、肌へのダメージを軽減する効果が期待できる「抗酸化物質」が主成分として用いられています。
日焼けによるシミやそばかすの原因となる「メラニン」の生成を抑える効果も、飲む日焼け止めに期待できる効果の一つです。
紫外線による活性酸素の過剰発生は、メラノサイト(メラニン色素を作る色素細胞)を刺激することでメラニンの大量生成を招きます(参考3)。
飲む日焼け止めに配合されている抗酸化物質の作用により、メラニンの生成によるシミやそばかすの発生が抑えられる可能性があります(参考4)。
飲む日焼け止めの主成分となる抗酸化物質は、炎症の抑制(抗炎症)にも関与することから(参考5)、日焼けによる肌トラブルの予防や回復に役立つ可能性があります。
日焼けで肌が赤くなり、ひどい場合は腫れたり痛みが出たりするのは、紫外線による炎症反応です(参考3)。飲む日焼け止めを摂取することで、こういった皮膚トラブルの緩和も目指せるかもしれません。
飲む日焼け止めの効果を十分に得るためには、正しい摂取方法を理解することが重要です。基本的なポイントは以下のとおりです。
飲む日焼け止めは、紫外線を浴びる30分前に摂取しましょう。これは、成分が体内に吸収されて効果を発揮するまでには、ある程度時間がかかるためです。
より効果的に使用するためにも、ベストな摂取タイミングを心がけましょう。
効果を期待するためには、継続的な摂取が必要です。飲む日焼け止めの効果は、主成分である抗酸化物質を体内に留めておくことで得られます。継続して摂取することを意識しましょう。
飲む日焼け止めには、紫外線を直接カットする効果はありません。より万全な紫外線対策には、塗るタイプとの併用が必要です。
「飲む日焼け止め」は、口から摂取することで紫外線による肌へのダメージを体の内側から防ぐサプリメントです。
日常的に屋外活動をする方のほか、日焼け止めの塗り直しが面倒、うまく塗れないといった悩みを抱える方にとってはおすすめのアイテムといえるでしょう。
ここでは飲む日焼け止めの基礎知識として、含まれる成分の詳細や製品の選び方、注意点などについて解説します。
飲む日焼け止めに含まれる成分の主な働きは、紫外線によって体内に増加する活性酸素を除去する、もしくは働きを抑制することで皮膚のダメージを軽減させることです。
その代表的な成分は、以下のとおりです。
シダ植物から抽出された成分です。高い抗酸化作用を持ち、経口摂取することで紫外線による細胞へのダメージを軽減することが確認されています(参考6)。
ファーンブロック®️を配合した飲む日焼け止めが「ヘリオケア」や「ヘリオホワイト」です。
柑橘類のフラボノイドとローズマリーのカルノソール、2つのポリフェノールを組み合わせた成分がニュートロックスサン®️です。
ニュートロックスサン®️は、紫外線による皮膚の赤みやシミ、シワ、たるみといったダメージの軽減に役立つ可能性があると報告されています(参考7)。
ニュートロックスサン®️を配合した飲む日焼け止めには「ソルプロプリュスホワイト」があります。
抗酸化作用を持ち「抗酸化ビタミン」とも呼ばれています。ビタミンCはコラーゲン生成にも欠かせないため、抗酸化作用とあわせて肌の調子をサポートする効果も期待できるでしょう。
これらの成分は、黄色〜赤色の色素成分「カロテノイド」の一種です(参考8・参考9)。主に以下のような食品に多く含まれています。
・アスタキサンチン:エビ、サケ、タイ、いくら
・ルテイン:緑黄色野菜
・リコピン:トマト、スイカ
強力な抗酸化作用を持ち、紫外線による光老化を防ぐ効果が期待できます(参考9)。
飲む日焼け止めにはさまざまなタイプがありますが、以下のような特徴のある製品が多く販売されています。
飲む日焼け止めを選ぶ際は、期待したい効果にはどのような成分が有効かはもちろん、飲みやすさなども考慮しながら選ぶのが適切といえるでしょう。
飲む日焼け止めを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
紫外線による酸化ストレスの軽減やシミやシワ、たるみといった肌の老化にアプローチしたいなら、抗酸化成分が豊富に含まれているものがおすすめです。
飲む日焼け止めに多く使用されているファーンブロック®️やニュートロックスサン®️も、抗酸化作用が期待されている成分です。
一方、紫外線によって損傷した肌細胞の修復を助ける効果を期待したいなら、ビタミンB2やB6、ナイアシン(B3)といったビタミンB群が配合されたものを選ぶと良いでしょう。
これらのビタミンB群は、皮膚や粘膜の健康維持やスムーズな代謝のサポートに役立つため、肌荒れやニキビが気になる方にも適しているでしょう。
毎日続けるためには「飲みやすさ」を考慮することも忘れてはいけません。主な着目ポイントは以下のとおりです。
飲みやすく続けやすい製品を選ぶことで、より飲む日焼け止めの効果を実感しやすくなるでしょう。
飲む日焼け止めは便利な反面、いくつかの注意点もあります。
飲む日焼け止めは、服用後すぐに効果を実感できるわけではありません。効果が現れるまでには、ある程度継続して摂取することが必要です。
塗る日焼け止めは、皮膚に紫外線が届かないようにすることで日焼けを防止します。しかし、飲む日焼け止めにはそのような効果は期待できません。一般的には、塗る日焼け止めとの併用が推奨されています。
天然成分といえど体質に合わない場合は、アレルギー症状を引き起こすこともあります。飲む日焼け止めでは、シダ植物エキス(ファーンブロック®️)やカニ・エビといった甲殻類由来の成分(アスタキサンチン)に注意が必要です。
飲む日焼け止めは基本的に安全とされていますが、以下の点には注意が必要です。
サプリメントといえど、薬との相互作用が出ることがあります。服用している薬がある方は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
飲む日焼け止めに含まれる成分の中には、胎児や乳児に与える影響について十分に研究されていないものもあります。一般的に、妊娠中や授乳中の方の摂取は推奨されていないため、控えておくのが望ましいでしょう。
飲む日焼け止めは、従来の塗る日焼け止めと併用することで、より高い紫外線対策ができるアイテムです。体の中から紫外線対策をしたいという方は、飲む日焼け止めの利用を検討してみても良いでしょう。
そうはいっても、飲む日焼け止めを使用する際は注意すべきこともあるため、クリニックでの処方がおすすめです。
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参考文献
(参考1)冨永洋平, 中別府雄作 活性酸素による核酸の酸化損傷とその防御機構
化学 と生物 Vol. 39, No. 4, 2001
(参考2)小川文秀,佐藤伸一 酸化ストレスと皮膚―光老化から全身性強皮症まで Immunological Medicine,Vol 29,No.6,2006,349-358 一般社団法人 日本臨床免疫学会
(参考3)Q4日焼けはどうして起こるのですか?|皮膚科Q&A 日焼け|公益社団法人日本皮膚科学会
(参考4)津田 愛子ら B16 メラノーマ細胞におけるメラニン産生抑制と 抗酸化活性(Cellular Antioxidant Activity)日本化粧品技術者会誌 第44巻,第2号,2010,139-142
(参考5)吉川 敏一|6. 炎症と酸化ストレス|2006年 95巻 9号 p.1870-1875|日本内科学会雑誌(第103回日本内科学会講演会 教育講演)|一般社団法人 日本内科学会
(参考6)Nura El-Haj, Norman Goldstein|Sun protection in a pill: the photoprotective properties of Polypodium leucotomos extract|Int J Dermatol. 2015 Mar;54(3):362-6.
(参考7)Pau Navarro et.al|Skin Photoprotection and Anti-Aging Benefits of a Combination of Rosemary and Grapefruit Extracts: Evidence from In Vitro Models and Human Study|Int J Mol Sci .2025 Apr 23;26(9):4001.
(参考8)高市 真一|カロテノイドとヒト|日医大医会誌 2012; 8(4)p274-267
(参考9)5.成果 第1章 機能性成分等新たな健康の維持増進に関わる成分の分析に対するニーズ調査|平成20年度新たな健康の維持増進に関わる食品成分等に対するニーズ調査|文部科学省
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