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2025.05.26
膀胱炎は細菌の侵入によって膀胱内部の粘膜が赤く腫れ、炎症を起こす病気です。なかには出血を伴う「出血性膀胱炎」もあり、頻尿や残尿感などの症状とともに血尿が見られることもあります。
この記事では、膀胱炎によって血尿が出た場合の検査方法や治療方法などについて解説していきます。
目次
頻尿や残尿痛、排尿時痛、尿のにごりなどの症状とともに血尿が出た場合は、出血性膀胱炎になっている可能性があります。出血性膀胱炎は薬やウイルス、細菌などが原因で生じ、出血を伴う膀胱炎です。(参考1)(参考2)
血尿は赤色やピンク、オレンジ、濃い茶色などさまざまで、尿に血液が少し混じる程度の場合や、終わりごろに少し出血する場合など、出血の量や程度も幅広いです。
血尿が生じる原因は膀胱炎の他にも、感染症や結石などの病気に伴うもの、そして悪性腫瘍があります。膀胱炎だと思っていたら別の病気である可能性もあるため、1回でも血尿が出たら、医師に相談しましょう。(参考1)(参考2)
血尿は、顕微鏡で確認できる「顕微鏡的血尿」と、肉眼で確認できる「肉眼的血尿」の2種類に分かれます。(参考1)(参考2)(参考3)(参考4)
■顕微鏡的血尿
肉眼では確認できず、顕微鏡によって尿中の赤血球の存在を判断できる血尿です。検診や人間ドックなどの検査で偶然わかることが多いため、自覚症状はありません。
■肉眼的血尿
尿の見た目から判断できる血尿です。出血量が多くない場合でも、長期間続くと貧血が進行し、体のだるさや動悸などの症状が出る可能性があります。
血尿がでた場合、尿検査や画像診断、内視鏡検査が行われます。(参考1)(参考2)(参考3)(参考6)
尿検査では、尿中の潜血反応や白血球の量などについて確認します。これらの項目で基準値以上の反応がでた場合に膀胱炎と診断されます。
画像診断は、血尿の原因となる病気を探すために用いられます。超音波検査やCT検査を用いて、腎臓や膀胱などの臓器について確認します。
尿道から細い管を挿入し出血している場所を探します。直接出血している場所を探すことができますが、検査に伴う痛みと苦痛があるため、すべての人に行うわけではありません。
なんらかの病気が疑われる場合は、診断材料として血液検査も行います。腎臓の機能や炎症反応などについて確認します。
膀胱炎は細菌やウイルスの感染によって膀胱に炎症を起こす病気です。女性に多いのが特徴で、適切な治療を受けることで症状は改善します。治療後も再発しやすいと言われているため、早期の治療と日頃からの予防が大切です。
膀胱炎でよくみられる症状は以下のとおりです。(参考1)(参考2)
これらの症状の程度や現れ方には個人差があります。症状に気づいたらできるだけ早く医師に相談するようにしましょう。
詳しい症状については以下の記事もご覧ください。
「膀胱炎の症状 | 原因や種類、治療方法や予防方法を詳しく解説」はこちらから
膀胱炎の原因は主に大腸菌などの細菌感染です。とくに女性の尿道は男性と比べると短く、膣や肛門と尿道が近いため、構造的に細菌が侵入しやすいです。
ただし、菌が膀胱に入っただけで膀胱炎になるわけではありません。膀胱の中に入った菌が増え、炎症を起こすと膀胱炎になります。
そのため、菌が繁殖しやすく、侵入しやすい状況になると膀胱炎になる可能性が高くなります。具体的には以下のとおりです。
膀胱炎はこのような複数の要因が絡み合い発症します。
膀胱炎の治療は抗生剤の服用が一般的です。数日〜1週間服用することで徐々に症状が改善します。症状がおさまって途中で服用を中断すると再発する可能性があります。必ず処方された薬は飲み切るようにしましょう。(参考5)
また、抗生剤の服用とともに日頃からの予防も大切です。そのため、以下のことにも注意しましょう。
1日2L程度の水分補給をしましょう。水分をとることで尿量が増え、膀胱で増えた細菌が排尿によって外に出やすくなります。(参考5)
長時間我慢すると尿がたまり、細菌が増えやすくなります。仕事や家事など忙しいときにはついトイレに行くことを忘れてしまうという方もいるでしょう。こまめに水分補給し、数時間おきにはトイレで排尿するようにしましょう。
ナプキンやおりものシートはこまめに交換し、菌の繁殖を予防しましょう。また、デリケートゾーンの常在菌を保ちながら清潔を保つために、入浴時は石鹸を使用せずお湯で洗うのがポイントです。(参考8)
過度な疲労やストレスは免疫力が低下し、症状を悪化させる要因になります。忙しくてもできるだけ十分な睡眠をとり、体を休ませましょう。
膀胱炎は初期の段階で適切な治療と対処を行えば、数日で改善します。しかし、放置していると徐々に症状が悪化し腎盂腎炎になる可能性があります。腎盂腎炎になると、熱が出たり、背中や腰の痛みが出たりして、入院治療が必要になる可能性もあります。(参考7)
よくある病気と甘く考えず、早めに医師へ相談し治療することが大切です。
膀胱炎の症状とともに血尿が出るケースがあります。症状を治すためには、抗生物質による適切な治療を受けることと、日常生活の予防策をすることが大切です。
ただし、血尿は膀胱炎以外の病気が発症している可能性もあります。症状が続く場合や何度も繰り返す場合は、医師へ相談し、診察を受けて適切な治療を行いましょう。
膀胱炎や血尿の症状があるにも関わらず受診する時間がなかなかとれない場合は、オンライン診療も一つの選択肢です。デジタルクリニックグループでは、24時間365日オンラインで診療の予約を受け付けています。ご希望の方は、下のリンクからご予約下さい。
膀胱炎のオンライン診療はこちらから
(参考1)血尿 | 日本緩和医療学会
(参考2)出血性膀胱炎 重篤副作用疾患別対応マニュアル | 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
(参考3)出血性膀胱炎 | 厚生労働省
(参考4)尿に血が混じる。血尿を指摘された | 日本泌尿器科学会
(参考5)JAID/JSC 感染症治療ガイドライン 2015―尿路感染症・男性性器感染症― | 日本感染症学会
(参考6)「皮膚常在菌」とバリア機能 | 診療と新薬,第51巻第7号,2014年7月
(参考7)尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎) | 全国健康保険協会(参考8)やっかいでしつこい膀胱炎 | 千葉県医師会
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