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2025.05.20
ニキビが治ったあとに残ったシミは、色素沈着が原因かもしれません。顔のシミが気になり、シミを薄くしたり、消したりする方法はないかとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
色素沈着したニキビ跡を早く治すには、ニキビ跡ができるメカニズムや色素沈着する原因を知ることが大切です。
今回は、ニキビ跡が色素沈着する原因や改善方法を解説します。色素沈着したニキビ跡を早く治したい方はぜひ参考にしてください。
目次
ニキビ跡が色素沈着する原因は、皮膚のメラニン色素の過剰生成です。(参考1)ニキビによる炎症はメラノサイトを刺激し、メラノサイトがメラニン色素を生成します。(参考2)
メラニン色素は炎症や紫外線による刺激から皮膚の細胞を守り、やがて代謝・排出される物質です。しかし、メラニン色素が大量に生成されたり、皮膚が生まれ変わるターンオーバーが低下して十分に排出されなかったりすると、メラニン色素が皮膚に残ってしまいます。このように、炎症のあとにメラニン色素が残って沈着した状態が炎症後色素沈着です。(参考2)
ニキビ跡の色素沈着は、一般的に茶色や赤みを帯びた黒褐色をしています。皮膚のターンオーバーとともに徐々に薄くなっていきますが、炎症のダメージによっては目立たなくなるまでに数年かかる場合もあります。
赤ニキビや黄ニキビは、皮脂が溜まった毛穴のなかでアクネ菌が増殖して炎症を起こしている状態です。(参考3)炎症によって毛細血管が拡張したり増加したりすると、炎症が治まったあとも赤み(炎症後紅斑)が一時的に残ります。(参考4、5)赤みは時間の経過とともに消えますが、炎症の程度が大きかったり、炎症を何度も繰り返したりすると消えるまでに時間がかかるケースもあります。
ニキビの炎症が強く、皮膚の真皮層まで達したニキビ跡が凹みやケロイドです。クレータ状に凹んだニキビ跡は、萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)と呼ばれます。一方、破壊された部分を修復しようと、線維成分が過剰に増殖した状態がしこりやケロイドです。ケロイドの原因は体質的な要素が強いと考えられています。(参考6)
沈着したメラニン色素は、皮膚が生まれ変わるターンオーバーに伴って少しずつ排出されます。ニキビ跡による色素沈着を改善するためには、スムーズに皮膚のメラニン色素を排出し、できるだけ新たなメラニン色素をつくらないことが大切です。
色素沈着を改善するセルフケア
①生活習慣の見直し
皮膚が生まれ変わるターンオーバーを促し、新しい細胞を再生するには規則正しい生活が欠かせません。適度な運動や栄養バランスのとれた食生活、睡眠をしっかりとるなど、規則正しい生活がターンオーバーの正常化に影響します。ターンオーバーを整え、メラニン色素の排出を促しましょう。(参考7、8、9)
②紫外線対策
メラニン色素は紫外線や赤外線を吸収して、皮膚のDNAへのダメージを少なくする役割を担っています。日ごろから紫外線対策をしっかりと行って、新たなメラニン色素の生成を予防しましょう。紫外線対策には、帽子や衣類、日焼け止めなどが有用です。(参考10)
皮膚科や美容皮膚科での治療方法
①内服薬・外用薬
色素沈着を改善する治療薬には、ターンオーバーの正常化を促すものとメラニン色素の生成を抑えるものがあります。例えば、トレチノインは、ターンオーバーを整えてメラニン色素の排出を促す塗り薬です。また、ハイドロキノンはメラノサイトに作用し、メラニン色素の生成を抑えます。(参考2、9)
これらの薬剤は皮膚の状態を診察した医師の判断のもとで処方されることが一般的です。使用にあたっては赤みや刺激感などの副作用が生じる可能性もある(参考2)ため、自己判断での使用は避けましょう。
②ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは皮膚に薬剤を塗って古い角質を剥がれやすくしたり、表皮細胞の増殖を促したりする施術です。定期的に行って皮膚が再生するサイクルを安定させ、色素沈着の改善を目指します。(参考2、11)
ケミカルピーリングは、ニキビや色素沈着したニキビ跡、肝斑などに用いられる治療法の1つです。ケミカルピーリングを始める前には、医師が皮膚の状態を診察して治療適応となるかを判断します。
施術後は皮膚の赤みやほてりが生じたり、乾燥する可能性があります。擦らずやさしく洗顔して保湿し、紫外線対策を行いましょう。(参考11)
③光治療
光治療とは、IPL(インテンスパルスライト)や医療用LEDを皮膚に照射する施術です。IPLを用いた治療は、3週間を目安に繰り返し行います。色素性病変や血管性病変、毛穴の開きなどを適応とした治療法です。IPLによる治療はハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬、他のレーザーや光治療と併用する場合もあります。(参考2、12)
IPLによる治療を受けた後には赤みや腫れ、軽い痛み、内出血などの副作用が生じる可能性があります。(参考13)副作用が現れた場合は、治療を行った医師の診察を受けましょう。
④イオン導入
イオン導入とは微弱な電流を流し、ビタミンCやAなどの美容成分をイオン化させて皮膚の奥深くまで浸透させる施術です。イオン導入によって浸透させた美容成分の表皮内濃度は、直接皮膚に塗る施術の数倍から数十倍になるとされています。(参考2)
イオン導入はメラニン色素の生成を抑える美容成分を効果的に浸透させ、色素沈着を改善する方法です。(参考2)イオン導入の施術後に、まれに皮膚の赤みが生じる場合があります。(参考9)
ニキビ跡を悪化させないためは、生活習慣の見直しや紫外線対策はもちろんのこと、適切なスキンケアが大切です。1日2回、洗顔料をしっかりと泡立ててやさしく洗顔し、保湿しましょう。(参考14)
ニキビ跡の赤みや色素沈着は、時間の経過の経過とともに消えていくケースが大半です。(参考15)ただし、繰り返しニキビができると、赤みや色素沈着に悩まされる期間が長期化してしまいます。皮膚科や美容皮膚科で、ニキビの発生や悪化を予防する対処法を相談するのも1つの方法です。
一部の美容皮膚科では、周囲の皮膚の状態を整え、凹みが目立たないようにする施術を提供しています。しこりやケロイドは専門的な治療を必要とするため、皮膚科や美容皮膚科で相談しましょう。
①赤み(炎症後紅斑)
ニキビの炎症が治まったあとに一時的に赤みが残った状態です。ほとんどの場合、時間の経過とともに赤みは消えていきます。(参考14)紫外線対策を徹底し、皮膚に刺激を与えないようにして色素沈着になるのを予防しましょう。
②凹み(萎縮性瘢痕)
皮膚の一部がクレーター状に陥没し、凹みや小さな穴が残るニキビ跡です。ニキビの炎症の程度が強い場合に起こりやすく、20代女性の6割以上には凹みのあるニキビ跡がみられるとの報告があります(参考16)。
③しこり(結節)
しこりのあるニキビ跡は、ニキビの炎症によって破壊された毛包の壁を修復する過程で生じたものです。(参考17)自力で治すのは難しく、皮膚科や美容皮膚科で専門的な治療について相談することが望ましいです。
④ケロイド
ニキビの炎症による皮膚を修復しようと、線維成分が過剰に増殖した状態が肥厚性瘢痕やケロイドです。肥厚性瘢痕やケロイドの多くは、赤みを伴って盛り上がります。状態に応じて、ステロイド剤やレーザーによる治療を行います。(参考6)
ニキビ跡の赤みや凹み、しこり・ケロイドは、いずれもニキビの炎症が原因です。(参考15)皮膚科や美容皮膚科にて、赤ニキビや黄ニキビは炎症を改善するニキビ治療、白ニキビや黒ニキビは炎症を予防する方法を相談することが望ましいでしょう。
色素沈着したニキビ跡に関して、更に詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください
「ニキビ跡 色素沈着」内部リンク
ニキビ跡の色素沈着は、ニキビの炎症により皮膚のメラニン色素が過剰に生成された状態です。ニキビ跡の色素沈着を改善するには、皮膚が生まれ変わるターンオーバーを整えてメラニン色素を排出しつつ、新たなメラニン色素をつくらない対策が効果的だと考えられます。なかなか改善しないニキビ跡の色素沈着は、皮膚科や美容皮膚科で相談するのも1つの方法です。
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(参考1)岐阜薬科大学’’症例の解説|尋常性ざ瘡とはどんな病気なの?’’
(参考2)水野優起.顔がシミだらけにならないようにするためのお話.順天堂医学誌.2006.第52巻.第3号.p437-442
(参考3)公益社団法人日本皮膚科学会’’皮膚科Q&A|にきび|Q3 にきびは、どうしてできますか?’’
(参考4)公益社団法人日本皮膚科学会’’皮膚科Q&A|にきび|Q2 にきびには、どんな症状がありますか?’’
(参考5)満間照之.紅斑を呈する疾患.現代医学誌.2021.第68巻.第1号.p133-137
(参考6)一般社団法人日本形成外科学会’’’ケロイド・肥厚性瘢痕’’
(参考7)花王健康科学研究会’’アンチエイジングでいつまでも健康に’’
(参考8)大正製薬’’肌のターンオーバーとは? 乱れる原因や改善ケアについて’’
(参考9)北里大学北里研究所病院|しみ・しわ
(参考10)環境省’’紫外線による健康影響’’
(参考11)東邦大学医療センター大森病院 皮膚’’美容外来 | 患者さんへ ’’
(参考12)根岸圭.松永佳世子.Intense Pulsed Lightによる美容皮膚治療.日本レーザー医学会誌.2010.第31巻.第1号.p53-60
(参考13)北里大学’’KJCの美容医療 | KJC 北里美容医学センター’’
(参考14)公益社団法人日本皮膚科学会’’皮膚科Q&A|にきび|Q25 スキンケアはどうしたらいいですか?’’
(参考15)公益社団法人日本皮膚科学会’’皮膚科Q&A|にきび|Q2 にきびには、どんな症状がありますか?’’
(参考16)堀内祐紀.20歳代女性の痤瘡と痤瘡瘢痕の実態調査.2013.日本臨床皮膚科医会雑誌.第30巻.第6号,p636-642(参考17)慶応義塾大学病院’’にきび(尋常性ざ瘡)’’
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