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2025.04.29
あかちゃんのうんちがなかなか出ず、心配になった経験をもつご家族は多いのではないでしょうか。言葉で伝えられないあかちゃんの症状は、周りの大人が気付いて対処してあげる必要があります。
今回は、あかちゃんの年齢別の平均便回数や病院に行く基準を解説します。あかちゃんの便秘を改善する方法も紹介しますので、便秘をしやすいあかちゃんのお世話にお役立てください。
目次
あかちゃんは便秘になりやすい傾向があります。あかちゃんや子どもの便秘は珍しいことではなく、10人に1人くらいか、それ以上多いと考えられています。(参考1)
私たちが排便するときには、腹圧をかけると同時に、骨盤底筋群とよばれるお尻の筋肉を緩めています。あかちゃんは腹筋が弱く、排便時の筋肉のコントロールも未熟です。そのため、スムーズに排便できずに便秘になることがあります。(参考2)
また、乳児期は成長とともに生活リズムや食事内容が変化する時期です。離乳食が始まって食事内容が変化したり、夏にたくさん汗をかいたりして便秘になることもあります。トイレットトレーニングをきっかけに便秘になるケースもあります。
あかちゃんは自分で便秘だと言葉で伝えられません。以下のような症状が見られたら、便秘の可能性があります。
⓵排便回数が週2回以下である(参考2)
2〜3日に1回の排便でもあかちゃんの機嫌がよく、食欲もあって元気にしている場合は必ずしも便秘とはいえません。軟便でも、排便回数が週2回以下の場合は小児科での相談をおすすめします。(参考2)
②うんちが固くスムーズに出ない
うんちが固くて出づらいときのあかちゃんは、顔を真っ赤にしていきんでいることがあります。排便時に痛みを伴うため、排便時に泣いたりうなったりするあかちゃんも多いです。毎日便が出ていても、うんちが固くて排便時に苦痛を伴う状態であれば便秘の可能性があります。(参考3)
あかちゃんに便秘がみられるときは、腸や身体に便秘の原因となる病気がないかどうかの診断が必要です。腸や身体に便秘の原因となる病気がみられない場合には、哺乳不足が原因であるケースもあります。
母乳栄養や混合栄養のあかちゃんは、実際にどれくらい飲んでいるかがわかりにくいものです。あかちゃんに以下の様子がみられたら、母乳不足の可能性があります。
・あかちゃんがなかなか乳首を離さない
・授乳後すぐにおっぱいを欲しがって泣く
・おしっこの量が少ない
母乳不足が疑われるときは、小児科の医師や保健師など専門家と一緒に、あかちゃんの体重を1〜2週間ごとに観察します。
排便回数は個人差がありますが、低月齢ほど排便回数が多く、やわらかいうんちが出るのが一般的です。母乳やミルクのみを摂取している時期のうんちはやわらかく、離乳食が進むにつれて固形のうんちが出るようになります。
新生児期(生後0ヶ月)の排便回数の平均は1日4回程度です。(参考2)授乳の度に排便するあかちゃんも多く、なかには1日10回程度排便するあかちゃんもいます。
1〜3ヶ月のあかちゃんの排便回数は、1日平均2〜3回です。(参考2)個人差は大きく、1日8回以上排便するあかちゃんもいれば、1日1回のあかちゃんもいます。ゆるくて水っぽい形状から、少しずつドロドロ状になり回数が減っていきます。
6〜12ヵ月の排便回数の平均は1日1.8回です。(参考2)乳児期後半になると、腸にうんちを溜められる時間が長くなって排便回数が少なくなります。また、5〜6ヶ月頃はお座りができるようになって離乳食を食べ始める時期です。母乳やミルクに加え、離乳食が始まり、うんちの色や形も大人に近いものになっていきます。
1〜3歳の排便回数の平均は1日1.4回です。(参考2)6〜12ヵ月に比べると、やや回数が少なくなり、あかちゃんそれぞれの便の量や回数が定まってきます。
うんちが出にくいあかちゃんを病院に連れて行くかの目安は、以下のとおりです。(参考1、2、3)
・排便が週2回以下である
・排便に苦痛を伴う
・最後の排便から5日以上排便がない
・うんちに血が混じる
・繰り返し嘔吐している
・お腹が張っている
・10~15分おきに激しく泣く
病院へ行く際にはうんちをしたおむつを持参して医師に見せると、診断に役立ちます。あかちゃんの便秘が始まった時期や排便回数、家族が感じる違和感などを伝えましょう。
小児科の医師は、腸や身体に便秘の原因となる病気がないかどうかの診断もしています。うんちの形や排便時の様子はもちろん、嘔吐や機嫌など全身状態も医師に伝えましょう。
⓵綿棒浣腸で肛門を刺激する
綿棒にオイルやワセリンなど滑りをよくするものをぬって、肛門から1cmほど挿入します。10秒ほどゆっくりと回すようにしましょう。
②整腸剤や便秘薬を使用する
身体の動きが活発になる4、5ヶ月以降は、綿棒浣腸での処置が難しくなるあかちゃんもいます。小児科の医師に相談して、適切な整腸剤や便秘薬を処方してもらうのも1つの方法です。
あかちゃんには、うんちをやわらかくするマルツエキスやラクツロースなどの糖類下剤が処方されるケースが多いです。(参考1、2、3)座薬や浣腸で対処する場合もあります。
③離乳食をすすめて食材の種類を増やす
離乳食を開始しているあかちゃんは、しっかり食べて食べられる食材を増やしましょう。(参考3)野菜のすりおろしやヨーグルトなどは、月齢の低いあかちゃんも食べやすい食材です。幼児食に移行する時期には、食物繊維が豊富な根菜類や海藻類なども食べられるようになります。
④マッサージでお腹を刺激する
あかちゃんのおへそを中心に、大人の手のひら全体で時計回りに「の」の字を書くようにおなかをマッサージします。うつ伏せのあかちゃんの両足首を大人が持って、足先をゆっくりお腹に近づける足の前後運動もお腹への刺激になります。(参考4)
⑤腹ばいをして腹筋をつける
あかちゃんをうつ伏せにして顔を上げる腹ばいは、手足や胸、お腹の筋肉を強くする姿勢です。(参考5)排便する際に必要な腹筋がつき、お腹の刺激にもなります。腹ばいをするときは顔や身体が沈み込まない場所で、必ず大人が見守りましょう。
あかちゃんは腸の機能や排便する力が未熟であり、生活リズムや食事内容の変化により便秘になる場合があります。あかちゃんが便秘がちだな、と思ったら早めに病院に相談し、うんちが出づらい不快な症状を取り除いてあげましょう。
デジタルクリニックグループでは、オンラインであかちゃんの便秘に関する相談が可能です。オンライン診療は、子どもが小さく外出しづらい時期でもご自宅で気軽に相談ができます。
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参考文献
(参考1)小児慢性機能性便秘診療ガイドライン作成委員会’’こどもの便秘―正しい知識で正しい治療を―’’
(参考2)日本小児栄養消化器肝臓学会’’小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン’’
(参考3)社会福祉法人恩賜財団済生会’’離乳食期に意外と多い! あかちゃんの便秘事情’’
(参考4)公益財団法人母子衛生研究会’’妊娠・出産・子育て情報|あかちゃんのうんち|便秘編’’
(参考5)横浜市’’あかちゃんの腹ばいをお手伝いしよう!‘‘
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