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2025.04.20
下腹部には腸、膀胱、子宮、卵巣、前立腺などの臓器があります。
下腹部に痛みがある場合、原因は便秘や下痢、生理痛から虫垂炎や腫瘍など様々で、そのうえ痛みの強さが重症度に直結しているわけではありません。
腹痛という症状は多くの人が経験する症状ですが、その要因は多岐にわたるため、一度の診察では正確な診断が難しい症状であると言えます。
今回は下腹部の症状と膀胱炎について解説していきます。
目次
膀胱炎の症状の一つに下腹部痛がありますが、下腹部痛だけでは膀胱炎と診断をするのは難しいです。
また、ひとことに腹痛といっても痛みの部位、性質、強さも実に多種多様です。
特に急激な腹痛があり、緊急の外科的処置を考慮しなければならないような状態を急性腹症と呼びます。
しかし、急性腹症があったとしても、数時間で自然治癒するものから、処置の遅れが致命的になるものまで、その原因の病気によって危険度はさまざまです。
下腹部痛が生じる可能性がある疾患の例
腎・泌尿器系
婦人科系
消化器系
(参考1)
実際に腹痛があった時に、どの診療科を受診するか悩むことはよくあると思いますが、 腹痛以外の症状や既往歴がある場合は、それに該当する診療科を受診しましょう。
たとえば、嘔吐(おうと)・下痢・便秘・下血などの消化器症状があれば消化器内科、妊娠時・月経時あるいは不正出血のある人は産婦人科、腹部外科手術をしたことがある人は外科、血尿・排尿障害があれば泌尿器科を受診するのが合理的と思われます。
(参考2)
膀胱炎とは、膀胱の粘膜に炎症が起きる病気で、頻尿や排尿痛などの症状が現れます。主に大腸菌などの細菌が尿道口から侵入して膀胱に感染することで発症します。
膀胱炎の主な症状
膀胱炎は細菌が尿道をさかのぼって膀胱に侵入することが原因で発症するため、尿道が短い女性はかかりやすいです。
膀胱炎で最も多い急性単純性膀胱炎は、およそ2人に1人の女性が生涯で一度は経験すると言われています。
さらに、更年期以降の女性では、閉経に伴う女性ホルモンの低下によって、頻尿や排尿痛などの症状が長く続く「慢性膀胱炎」も見られます。
これは、粘膜や皮膚をみずみずしく保つ働きのある女性ホルモンが加齢によって減少することで、膣、外陰部、尿道口、尿路の粘膜が弱く薄くなり、本来持っていた「自浄作用」が低下するために細菌が侵入しやすくなるのが原因です。
(参考3)
膀胱に大腸菌が侵入するきっかけは様々ですが、性行為の際の刺激や動きによって感染が起こるケースがあります。
そのため、急性単純性膀胱炎は20〜40代の比較的若い女性に多いです。
そのほかにも、温水便座を使用しすぎることが原因で発症するケースも増えています。
しかし、膀胱内にわずかな細菌が侵入したとしても、必ずしも膀胱炎を発症するわけではありません。
通常人間の体には、外部から侵入してきた細菌を洗い流す「自浄作用」や、細菌をやっつける「免疫力」が備わっており、それらがうまく機能していると発症しないこともあります。
ところが、尿意を我慢しすぎる生活スタイルや、水分摂取量が少なく、尿量が少ないために十分な尿量がないときは自浄作用が弱くなります。
また、疲れや冷え、生理によって免疫が低下している場合にも急性単純性膀胱炎を発症しやすくなります。
膀胱炎の検査は基本的には採尿した尿をテステープという尿試験紙で簡易的に検査する尿検査を行います。
しかし、この検査は簡易検査であり、人間の目で判定するため、確実なものではありません。
尿検査で異常が出た場合や、治療が始まっても効果が出ない場合は尿沈渣検査(にょうちんさけんさ)や尿培養検査を行い、診断をすることがあります。
血尿や下腹部痛がひどく、膀胱炎以外の病気が疑われる場合には膀胱内視鏡や腹部超音波検査などが行われます。
(参考4)
「膀胱炎 検査」内部リンク
急性単純性膀胱炎の場合、抗生物質や、漢方薬を使って治療します。
原因菌として大腸菌が最も多く、投与期間は症状の進行具合にもよりますが、3〜5日程度で頻尿や排尿痛といった症状が改善されます。
また、膀胱炎は生活習慣の改善で予防ができることが多い病気です。
膀胱炎の予防方法
(参考5)
また、膀胱炎を繰り返す場合には、抗酸化作用があるクランベリージュースを1日200〜300ml飲むことも有効とされています。
(参考6)
腹痛は非常に多くの病気と関連しており、その種類や場所、痛みの程度からある程度原因を推測することができます。原因となる疾患は、消化器系、婦人科系、泌尿器系、さらには心理的要因まで多岐にわたります。膀胱炎による下腹部痛が疑われる場合は、排尿痛・頻尿・残尿感といった特徴的な症状がないかを確認しましょう。また、急激に強い腹痛が起こり、発熱を伴う場合には、虫垂炎などの急性腹症の可能性もあるため、早急な受診が必要です。正確な診断と早期治療のためには、腹痛以外の症状にも注目し、適切な診療科を受診することが大切です。
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参考文献1:「下腹部が遺体の原因と考えられる病気一覧」Doctors File(最終閲覧日2025/2/17)
参考文献2:平池修 東京大学大学院医学系研究科 准教授「腹部の痛み」時事メディカル(最終閲覧日2025/2/17)
参考文献3:武村綾奈(浜松医科大学医学部付属病院)「膀胱炎の原因、症状、治し方」小林製薬(最終閲覧日2025/2/17)
参考文献4:室宮泰人(神楽坂泌尿器科クリニック院長)「つらい膀胱炎、どのように対処する?」サワイ健康推進課(最終閲覧日2025/2/17)
参考文献5:中村聡(なかむらそうクリニック院長)「膀胱炎」みんなの家庭の医学(最終閲覧日2025/2/17)
参考文献6:土屋紀子「クランベリージュースの効用 ―日常飲用水で尿路感染症予防を期待できるか―」Yamanashi Nursing Journal Vol.4 No.1 (2005)(最終閲覧日2025/2/17)
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