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2025.04.20
2019年時点で約4,300万人(参考1)の日本人が抱える、いわば国民病の一つでもある「高血圧」。 健康診断などで血圧が高いと言われ、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。
高血圧は血圧の数値が高くなるだけではなく、放置していると脳卒中や心疾患などの脳心血管病を引き起こすケースがあります。高血圧や合併症予防のためには、日常生活の習慣の見直しや薬物療法が有効です。
この記事では高血圧の改善方法や、治療薬を使い始めるタイミングなどを詳しく解説していきます。
目次
高血圧の主な改善方法は、
・生活習慣の改善
・食事の見直し
・適度な運動
を取り入れることが挙げられます。
生活習慣の改善や食事の見直し、適度な運動を取り入れると血圧を下げる手助けになると言われています。降圧薬を服用している場合でも、薬の有効性を高める役割を担ってくれるなど心強い存在です。まずは高血圧の改善として生活習慣の改善や食事の見直し、適度な運動を取り入れる意識を持ってみてください。
まず高血圧の予防で見直したいのは、生活習慣です。高血圧のリスクとなる喫煙や飲酒、ストレス管理を実施します。
喫煙は高血圧の原因因子の一つとされ、1本のたばこを15分以上吸った場合には血圧の上昇がみられます。さらに1日15本以上のたばこを吸った場合にも、高血圧を発症しやすいとされています。(参考2) 毎日喫煙をしている、もしくは定期的に喫煙をしている方はまず禁煙をおこないましょう。
飲酒も高血圧になってしまう原因の一つです。大量の飲酒は高血圧だけにとどまらず、脳卒中やアルコール性心筋症を引き起こすパターンがあります。長年の習慣で飲酒をしているのなら、まずはアルコール摂取の制限を行いましょう。禁酒をするだけでも収縮期血圧が3mmHg、拡張期血圧が2mmHg下がります。(参考1)
高血圧を改善するのなら日本人男性は1日のアルコール摂取量を20mLから30mL、日本人女性は10mLから20mLに制限します。目安としては日本人男性では日本酒1合、またはビール中瓶1本程度まで。日本人女性では日本酒0.5合、またはビール中瓶0.5本までです。(参考1)
ストレスを溜め込むと、高血圧のリスクを2倍(参考1)高めると考えられています。ストレスが蓄積されると交感神経系の働きが促進され、血圧の上昇を引き起こすケースは珍しくありません。高血圧の改善のためにもストレスを溜め込まず、運動や休暇などでストレス発散をするようにしましょう。
食事の見直しで行いたいのは、塩分の制限です。日本人の食事は全体的に塩分が多く、過剰摂取につながっています。塩分過多は高血圧になりやすく、重篤な疾患を引き起こす可能性があります。
日本高血圧学会では、高血圧患者に対して1日6gの減塩を求めています。(参考1)一方、厚生労働省が2019年に行った「国民健康・栄養調査」によると、日本人の平均食塩摂取量は10.1g(参考3)です。目標よりも大幅に塩分を摂取しているとデータからも分かっています。
過剰な塩分を摂取しないためにも、漬物や佃煮などの塩分が多い食事を避けるなどの工夫が必要です。塩分が多く含まれているラーメンの汁は飲まないなどの対策をしましょう。塩分の排出を促すとされるカリウムを多く含む野菜を積極的に摂ることを忘れてはいけません。カリウムの適切な摂取で、収縮期血圧が4.2mmHg、拡張期血圧が2.53mmHgほど下がるという報告もあります。(参考1)
食事にカリウムが多く摂れる野菜を取り入れながら、血圧低下になるよう注意します。また味付けも少しずつ薄くしていき、薄味に慣れるようにしましょう。
定期的に適度な運動も、血圧を下げるうえでは欠かせません。高血圧の要因となるメタボリックシンドロームを改善するためにも、運動をして体重を落とすのは必須です。
定期的な運動を行うことで収縮期血圧は2mmHg〜5mmHg、拡張期血圧では1mmHg〜4mmHgの血圧低下がみられます。(参考1) 早歩きやゆったりとしたジョギング、軽いランニングなどは血圧の低下につながります。ややキツいと感じる程度の運動を、できれば毎日30分行うことが大切です。自分自身が可能な範囲で、運動を習慣化させましょう。
診察時の収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上が投薬を始める目安です。(参考1)さらに高リスクを抱えていると、すぐに治療薬の服用を始める事例は多いです。
高リスクとなる条件としては、
・脳卒中や心臓病になったことがある
・非弁膜症心房細動がある
・タンパク尿のある慢性腎臓病
・糖尿病
です。
さらに年齢が65歳以上で男性、脂質異常症、喫煙している人なども高リスクと判断されるケースがあります。
リスクを抱えていない場合は収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上であっても、すぐに治療薬の投与とはなりません。まず1ヶ月ほど生活習慣の見直しなどをし、数値が改善したら薬は不要となる場合があります。(参考6)
高血圧と診断されていない「高値血圧」の状態でも、投薬が開始されるケースもあります。
収縮期血圧が130以上139mmHg未満、拡張期血圧が80以上89mmHg未満の数値では高値血圧と判断され、数値の改善が見られなければ治療薬の使用開始となります。正常値よりも高い水準を推移し、高血圧と診断される手前の段階です。
高値血圧では生活習慣の見直しをし、リスクを抱えている場合は1ヶ月後に再検査をおこないます。血圧が下がらなければ薬物療法を開始します。さらにリスクを抱えていない場合は3ヶ月後に再検査をし、血圧が下がらなければ薬物療法を開始するケースも多いです。
投薬を開始するのかは血圧の数値だけでなく、医師の判断で決まります。総合的に判断し、投薬をするのか、どの高血圧の治療薬を使うのかを決定します。
高血圧の治療薬は飲み始めてしまうとやめられないというイメージもありますが、永遠に服用しなければならないということはありません。投薬治療をして目標値までに血圧が改善している、または血管リスクが減った場合には服用が中止されるケースも多いです。
高血圧の代表的な薬は(参考1)
・カルシウム拮抗薬
・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
・アンジオテンシン変換酵素阻害薬
・β遮断薬
・利尿薬
これらの薬は合併症の有無や血圧の数値によって使い分けます。降圧の目標値を達成することができない場合には、組み合わせるケースも少なくありません。
医師の指示に従いながら使う薬の選択、薬の有無を決めましょう。
より詳しく高血圧の薬について知りたい場合はこちらをご参照ください。
「高血圧 薬」
高血圧とは、血圧の高い状態が長期間続くことを指します。(参考4)
血圧の数値は、心臓から送り出される血液量と血管のしなやかさによって決定します。心臓が収縮したときに最も圧がかかり、この状態を収縮期血圧と呼びます。また心臓が拡張しており、血管に最も圧がかかっていない状態を拡張期血圧といいます。収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上となると高血圧と診断されます。(参考1)
高血圧を抱える患者の多くは自覚症状はなく、自身が高血圧だということに気が付かないケースも珍しくありません。自身では気が付きにくい疾患でもあるので、定期的な健診を受ける必要があるのです。高血圧の状態が長く続くと臓器障害が起き、頭痛やめまい、呼吸困難などの症状が出現します。
日本人の高血圧の原因には、大きく分けて二種類ほど存在します。
一つ目は何らかの疾患によって高血圧を引き起こす「二次高血圧」です。二次高血圧は副腎や甲状腺疾患などが原因で、高血圧となります。(参考5)
二つ目の原因として考えられるのは、「本態性高血圧」です。日本人のほとんどが本態性高血圧だとされています。塩分の過剰摂取や過度なアルコール摂取。肥満や運動不足ストレス、さらに遺伝的な原因がいくつか重なるのが特徴です。特に高血圧を抱える日本人の多くは、塩分の過剰摂取が主な原因とされています。日本人の食生活では塩分過多になりやすく、塩分のコントロールが求められます。
高血圧の原因に関する記事はこちらをご参照ください。
「高血圧 原因」内部リンク
高血圧の状態が長く続くと動脈硬化が起き、臓器障害を引き起こすケースがあります。臓器障害が起こると高血圧症からの合併症が引き起こされる可能性があるのです。
高血圧症から起こる合併症の例は以下の通りです。(参考1)
・心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
・脳出血
・脳梗塞
・腎不全
どの疾患も命の危険にさらされる場合もある、恐ろしい病気ばかりです。高血圧に関連する合併症を引き起こさないためにも高血圧はそのまま放置するのではなく、早めの発見、改善が重要です。
高血圧に関する病気の記事はこちらをご参照ください。
「高血圧 病気」内部リンク
高血圧の改善には生活習慣の見直しや食事の改善、適度な運動などを取り入れることが大切です。塩分の過剰摂取は避け、喫煙や飲酒を制限します。
さらにストレスを溜めない生活を心がけましょう。高血圧は早期の発見、治療も重要です。高血圧を放置していると合併症を引き起こすこともあるので、そのままにせずに専門家である医師にも相談をしましょう。
【参考文献】
(参考1) 高血圧治療ガイドライン 2019(JSH2019)
(参考2)一般社団法人広島県医師会 20 喫煙と循環器疾患
(参考3)令和元年国民健康・栄養調査報告 – 厚生労働省
(参考4)重篤副作用疾患別対応マニュアル | 重症高血圧 – 厚生労働省
(参考5)厚生労働省 高血圧|e-ヘルスネット 最終更新日:2024年11月13日
(参考6)標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)
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