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2025.04.07
妊婦さんがクラミジア感染していると、赤ちゃんに影響が出てしまうという情報は広く出回っています。クラミジア感染について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、妊婦さんとクラミジア感染症との関係に注目しつつ、検査や治療について解説します。
目次
妊婦も感染経路にかかわってしまうと、クラミジアに感染してしまいます。では感染経路とはどのようなものでしょうか?クラミジア菌にはいくつかの種類があるため、それぞれの感染経路があります。以下では、人間に対して疾患を引き起こす、以下の3つの菌について感染経路を詳しく解説していきます。(参考1)
クラミジア・トラコマチスは、日本では最も多い性感染症である性器クラミジア感染症を引き起こす菌です。感染経路は、感染したパートナーとのセックス、オーラルセックス、アナルセックスのような性行為によるものであり、性器や咽頭、肛門や目への感染を示します。なお、キスや回し飲みなどによる感染リスクは低いといわれています。(参考2)
クラミジア・ニューモニエは、性感染症ではないクラミジア肺炎という疾患を引き起こします。こちらは感染経路が咳やくしゃみなどの飛沫感染であり、性行為によるものではありません。(参考4)感染経路に対する予防を行わない場合、妊婦も感染する可能性がありま
オウム病クラミジアは人獣共通感染症であり、感染した鳥の排泄物からの病原菌の吸入によって感染したり、かまれることで感染したりします。この菌により発症するオウム病は急激な発熱や咳などの症状を示します。こちらも感染経路が性行為ではないため性病とは言えません。(参考5)
性感染症として扱われるものは、1のクラミジア・トラコマチスによる性器クラミジアのみです。こちらは感染者との性行為を行えば感染します。妊婦の性器クラミジア感染は子宮収縮を誘発させる可能性があり、流産、早産、前期破水のリスクを増加させます。また、産道感染によって新生児に結膜炎や肺炎を発症させてしまうこともあります。(参考2)
クラミジアの診断には分離・同定による検出や、抗原から検出する方法、遺伝子から検出する方法があります。(参考7)また現在は自宅で簡単に検査を行えるクラミジア検査キットというものがあり、女性の場合は膣検体、うがい検体で検査ができます。(参考8)
「クラミジア 検査」内部リンク
主にクラミジアの治療ではマクロライド系、キノロン系、テトラサイクリン系の抗菌薬が用いられます。経口薬と注射薬があります。妊娠中では、安全に使える「アジスロマイシン」と「クラリスロマイシン」というマクロライド系の抗菌薬が用いられます。これらの服用により、ほぼ確実にクラミジアは症状が改善します。(参考6)
「クラミジア 治療」内部リンク
感染経路に関しては、上記で紹介したので、ここでは症状や不妊との関係について解説します。
性器クラミジアの感染によって現れる症状は性差があり、男性で最も多い症状は尿道炎であり、他には排尿痛、かゆみなどの様々な疾患が現れます。女性では子宮頸管炎、不妊など、こちらも様々な疾患を引き起こします。これらの疾患が不妊症の原因になることがあります。妊婦の場合は新生児のクラミジア肺炎や結膜炎を引き起こすこともあります。
男性のクラミジア感染は、精巣上体の炎症を引き起こし、無精子症になる可能性があります。これは精巣上体の炎症により、精管がふさがってしまうためです。女性のクラミジア感染は、子宮や卵管で炎症を起こし、着床障害や卵管障害を引き起こす恐れがあります。これは、炎症(卵管炎)により、卵管が狭まったり、ふさがったりしてしまうためです。(参考6)
「クラミジア 不妊」内部リンク
妊婦さんも感染経路にかかわってしまうと、クラミジアに感染してしまいます。また、性器クラミジアは流産・早産のリスクを高め、新生児に結膜炎や肺炎を引き起こすことがあります。検査は遺伝子診断が主流で、治療にはマクロライド系抗菌薬が用いられます。感染は不妊の原因にもなってしまうようです。感染予防を徹底し、早期の受診、治療が最善策です。
参考文献
(参考1)MSDマニュアル クラミジア(Clamydia)
(参考2) STD研究所 クラミジアの解説 症状や感染経路・検査や治療について
(参考3)NIID 国立感染症研究所 正規クラミジア感染症とは
(参考4)東京都感染症情報センター クラミジア肺炎 Chlamydia pneumoniae Infection(オウム病を除く)
(参考5)NIID 国立感染症研究所 オウム病(psittacosis )とは
(参考6)SuguCare 【医師監修】クラミジア感染症と不妊の関係(放置は危険!)
(参考7)東京都感染症情報センター 性器クラミジア感染症 Genital chlamydial infection
(参考8)STD CHECKER クラミジア検査の解説
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