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2025.04.27
当記事はデジタルクリニックグループ医師による監修のもと、正確な情報提供に努めています。
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生活習慣病の1つである高血圧は、腎臓の病気にも深く関係しているのをご存じでしょうか。
今回は、高血圧によって腎機能の低下を引き起こす腎硬化症について解説します。
腎硬化症の症状や検査方法、治療方法についても紹介しますので、高血圧による腎機能の低下を心配されている方の参考となれば幸いです。
目次
腎硬化症とは、腎臓の血管が動脈硬化を起こし、腎臓の機能に障害をきたす病気です。
腎臓は無数の細い血管が集まっている糸球体で血液をろ過し、尿を生成しています。腎臓の細い血管の内側が厚くなり、血流が少なくなって糸球体が硬化した状態が腎硬化症です。
やがて、血液中の老廃物を排泄する働きが低下して慢性腎臓病(CKD)に移行し、進行すると慢性腎不全に陥ります。慢性腎不全になると腎機能の回復は難しく、人工透析や腎移植が必要となります。
腎硬化症は、透析導入の原因疾患としては糖尿病性腎症に次いで2番目に多い病気です。(参考3)人工透析患者さんのうち、腎硬化症の患者さんが占める割合は年々増加傾向にあります。(参考4)
腎硬化症の主な原因は、高血圧や脂質異常症です。長期間高血圧の状態が続き、緩やかに進行します。
腎硬化症の患者さんは、全身の動脈硬化が進行しているケースも少なくありません。腎機能の低下とともに、動脈硬化による心疾患や脳血管障害を発症するリスクも高い状態だと考えられます。(参考1)
高血圧に伴う頭痛や動悸、軽度の蛋白尿がみられるケースもありますが、ほとんどの場合は自覚症状がありません。(参考1、2、5)尿所見でも著しい異常はみられず、血液検査で腎機能の低下がみられて発見に至ります。(参考2)
腎硬化症の診断基準は明確ではなく、これまでの高血圧の経過や尿所見、両方の腎臓の萎縮など他の疾患の可能性が否定されたときに腎硬化症と診断されます。(参考1、2、5)
腎硬化症の確定診断には、腎臓の組織を採取して顕微鏡で観察する腎生検が必要です。しかし、高齢の患者さんや腎臓が萎縮している患者さんには、積極的に行わない現状があります。
腎硬化症の治療は、適正な血圧の管理が中心です。血圧は自宅で測定した家庭血圧で、130/80mmHg未満のコントロールを目指します。(参考1、5)高齢者は、主治医と相談して身体状態に合わせた目標値を設定をしましょう。
高血圧治療の基本は、生活習慣の改善と降圧薬による薬物治療です。生活習慣を改善する主なポイントは以下のとおりです。(参考6)
・減塩
・適正体重の維持
・運動
・節酒
・禁煙
日本高血圧学会が推奨する、高血圧患者の食塩摂取の目標量は1日6g未満です。(参考6)食塩が多い漬物や味噌汁を減らし、麺類の汁を残すなどの工夫も減塩につながります。(参考7)
また、習慣的な運動は血圧を下げるとされています。できれば、ウォーキングやスロージョギングなどの有酸素運動を毎日30分以上の運動を行うのが理想です。(参考8)1日の飲酒量は男性で日本酒1合・ビール中瓶1本以下、女性は約半分の量が目標となります。(参考6)
血圧をコントロールする食生活には野菜や果物の積極的な摂取が挙げられますが、カリウム制限が必要な腎障害の場合は一日の摂取量を主治医と相談して決めましょう。(参考6)
高血圧 改善 の記事はこちら
「高血圧 改善」内部リンク
高血圧の合併症には、主に以下のような病気が挙げられます。
・脳血管障害
・心疾患
・腎疾患
・血管疾患
高血圧が進んで動脈硬化になると、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、狭心症や心筋梗塞などの心疾患を発症するリスクが高まります。(参考7)腎機能の低下は慢性腎臓病を引き起こし、透析治療が必要となる場合もあります。
血管疾患に挙げられるのは、大動脈瘤と閉塞性動脈硬化症です。大動脈にこぶができる大動脈瘤は、自覚症状がないままサイズが大きくなる傾向があります。(参考9)閉塞性動脈硬化症は動脈硬化によって、手先や足先のしびれや冷え、痛みを呈する病気です。(参考6)
高血圧 病気 の記事はこちら
「高血圧 病気」内部リンク
高血圧は脳血管障害や心疾患、腎硬化症などの発症リスクを高める病気です。検診で血圧の異常を指摘されたら生活習慣の改善、状況によっては適切な治療が必要となります。
忙しくて定期的に通院するのが大変な方は、オンライン診療を利用する選択肢もあります。デジタルクリニックグループでは、自宅や好きな場所からオンラインで専門の医師の診察が受けられます。適切なお薬の処方も可能です。
オンライン診療をご希望の場合、下記からご予約ください。
参考文献
(参考1)地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター’’腎硬化症(高血圧性腎症)|教えてドクター! 気になる病気’’
(参考2)国立研究開発法人国立循環器病研究センター’’さらに詳しく腎硬化症’’
(参考3)日本透析医学会’’わが国の慢性透析療法の現況|第3章|2022 年透析導入患者の動態’’
(参考4)日本腎臓学会”高血圧性腎硬化症の診断と治療’’
(参考5)社会福祉法人恩賜財団.済生会’’腎硬化症’’
(参考6)日本高血圧学会’’高血圧治療ガイドライン 2019(JSH2019)’’
(参考7)厚生労働省’’eヘルスネット|高血圧’’
(参考8)厚生労働省’’eヘルスネット|高血圧症を改善するための運動’’
(参考9)国立研究開発法人国立循環器病研究センター’’大動脈瘤と大動脈解離’’
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