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2025.02.18

AGA治療のデメリット | 対処方法や治療前に知っておくべき注意事項を解説

「髪のボリュームが減ってきた」
「将来の薄毛が不安で備えたい」


このように、髪でお悩みの方は多いのではないでしょうか。

日本では、男性の約30%がAGAを発症するとされており、50代以降では40%を超えるという報告もあります。(参考1)
しかし、AGA治療にはどのような副作用やデメリットがあるのか、気になる点も少なくないと思います。

この記事では、AGA治療のデメリットと対処方法、治療前に知っておくべき注意事項を紹介しますので、
最後までご一読ください。

AGA治療のデメリット

AGA治療は、発毛や薄毛の進行防止や改善に高い効果が期待できる反面、注意点として次のようなデメリットがあります。

  • 副作用
  • 初期脱毛
  • 治療期間
  • 治療費用

下記で、まずは4つのデメリットを一つずつ見ていきましょう。

副作用によるデメリット

AGA治療薬は、抜け毛防止や発毛促進に効果が認められているものの、副作用のリスクがあります。(参考1)

ここでは、代表的なAGA治療薬である内服薬の「フィナステリド」や「デュタステリド」、外用薬の「ミノキシジル」の主な副作用について説明します。

【フィナステリド・デュタステリドの主な副作用】(参考2)(参考3)

1. 性機能への影響
性欲減退、勃起不全などが、1%以上の程度で報告されています。

2.臓器や精神面への影響
まれに、肝機能障害やうつ症状が起こる場合があります。

【ミノキシジルの主な副作用】(参考4)

1.皮膚疾患のリスク
かゆみや湿疹などの皮膚症状が出る可能性があります。

2.循環器系への影響
胸の痛みや動悸、頻脈など、心臓や血管に負担が掛かる場合があります。

3.むくみ
顔周りがむくむケースも報告されています。

ただし、このようなAGA治療薬の副作用は、定期的に医師の診察による投薬管理を受けることで、コントロールが可能な場合もあります。

初期脱毛によるデメリット

AGAの治療開始後、薬の作用で一時的に抜け毛が増加する「初期脱毛」が起こる場合があります。

初期脱毛は主に、治療開始から2〜3ヶ月程度で発生する一時的な現象です。
古い毛髪が抜け落ち、新しい毛髪に生え変わる正常なプロセスなので、継続的な治療で改善するケースが一般的です。

治療初期の思わぬ抜け毛で心配が大きくなるかもしれませんが、この時期を乗り越えることで、より健康な髪の毛への生え変わりが期待できます。

治療期間によるデメリット

AGA治療は、効果を実感するまでに通常3〜6ヶ月程度の期間が必要です。
治療効果は個人差が大きく、年齢や症状の進行度によっても異なります。
1年以上かかることもあるため、長い目で治療に取り組む姿勢が求められます。

ただし、即効性がないからといって治療を中断すると、せっかく改善した症状が元に戻る可能性が高いため
注意が必要です。

治療費用によるデメリット

AGA治療は効果を実感できるまで継続した治療費用の支払いが必要です。
多くは保険適用外の治療になるため、治療費はクリニックによって異なり、高額になりやすいです。

例えば、デジタルクリニックグループでは、次のような料金プランとなっています。

【初期費用】
初診料:1,650円
再診料:0円
【月額治療費】(料金は処方薬により異なります)
AGA発毛プラン:1ヶ月分9,800円(税抜)〜、定期配送8,830円(税抜)〜
AGA予防プラン:1ヶ月分7,400円(税抜)〜、定期配送6,290円(税抜)〜
※フィナステリドの内服薬、ミノキシジルの内服薬と外用薬、スカルプサプリ(亜鉛製剤)などと併用することで、AGAの進行抑制や予防を目指すプランです(参考5)

AGA治療は長期的な治療となるため、初期費用と月々の治療費用を踏まえた選び方が大切になります。

初期脱毛への対処方法

初期脱毛は、AGA治療が始まって早い段階で気になるケースが多く、見た目が気になったり不安になったりしがちです。
しかし、治療効果が現れている証拠でもあります。(参考1)

初期脱毛が現れた際は、次のような対処方法があります。

1.ヘアスタイルを工夫する
初期脱毛の見た目が気になる場合は、髪型を工夫して目立たないようにすることが第一です。
必要に応じてヘアスプレーなどのスタイリング剤を活用したり、帽子を被ったりするなど、
初期脱毛が収まるまでうまくカバーしましょう。

2.医師に相談する
抜け毛の程度が気になる場合は、早めにAGA治療を受けている医療機関に相談しましょう。
症状に応じて薬の種類や量を変えるなど、投薬内容の調整ができます。

3.長期的な視点で観察する
毎日、あるいは週に1回ペースなど、定期的に写真を撮り、脱毛の状態を記録します。
初期脱毛は発症後、通常2〜3ヶ月程度で改善に向かうため、焦らずに抜け毛の量や新しい毛髪の生え方に変化がないか見守りましょう。

治療効果を実感し始めるのはいつから?

AGA治療薬の効果を実感し始める時期は、薬の種類や症状、健康状態などによって異なります。

ここでは、日本皮膚科学会のガイドラインと臨床研究に基づき、一般的な目安を紹介します。

【フィナステリド・デュタステリド】(参考2)(参考3)
一般的には3〜6ヶ月程度の使用で改善を実感します。
臨床研究では、3年間継続して投与することで、98.0%の方がAGAの進行抑制に成功しています。(参考4)

【ミノキシジル】
内服薬と外用薬を併用することで、相乗効果を目指せます。(参考1)(参考5)
ただし、AGA治療の効果には個人差があるため、医師と相談しながら、時間をかけて治療を続けることが大切です。

AGA治療薬の副作用

AGA治療薬は、薬剤の種類によっていくつかの副作用が報告されています。(参考1)

フィナステリド・デュタステリドの場合、性欲減退や勃起不全といった性機能への影響が代表的です。
患者の1%以上程度で発生するとされています。

また、まれに肝機能障害や女性化乳房といった身体への影響が現れることもあります。(参考2)(参考3)

一方、ミノキシジルを使用した場合は、頭皮のかゆみや湿疹、炎症などの皮膚症状が主な副作用です。
また、動悸やめまい、立ちくらみなどの循環器系の症状や、頭痛、むくみが報告されています。(参考5)

治療中にこのような副作用が気になる場合は、薬の使用を中断し、すぐに医師に相談しましょう。

AGA治療前に知っておくべき注意事項

治療の効果を最大限に引き出し、安心してAGA治療を受けるには、治療前に次の4つのポイントを知っておきましょう。

1.治療効果には個人差がある
AGAは治療は、早い方で3ヶ月、一般的には6ヶ月程度で効果を実感し始めます。(参考2)(参考3)年齢や症状の進行度によって効果の現れ方が異なるため、焦らず治療を継続することが大切です。

2.自己判断は避ける
AGA治療薬の種類や用量は、必ず医師と相談してください。
個人輸入の医薬品は、偽物のリスクや副作用の危険性があるため避けましょう。

3.継続的な治療が重要になる
AGA治療を中断すると症状が元に戻る可能性が高く、せっかくの効果がリセットされてしまいます。

そのため、長期的な治療スケジュールを心得ておくことが重要です。
オンライン診療を活用すると、通院の負担を減らせます。

4.生活習慣の改善も大切になる
AGA治療薬と併せて、十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動など、頭皮環境を整える生活習慣も
髪の健康に不可欠です。
健康的な生活習慣を心がけることで、より良い治療効果が期待できます。

まとめ

AGAによる薄毛や抜け毛の悩みは、日本人男性の約30%が経験する珍しくない症状です。
治療を始める前に、デメリットと対処方法をしっかり把握しておきましょう。

AGA治療には、副作用のリスクや初期脱毛、治療期間、費用面でのデメリットがありますが、医師による適切な管理のもとで治療を行うことで、コントロールできます。

なお、AGAは進行性の症状であり、早期治療が重要です。治療を始めるタイミングに迷われている方や、通院が難しい方は、オンライン診療の利用をご検討ください。

デジタルクリニックグループでは、スマートフォンやパソコンから手軽に24時間265日診療を受けることができ、治療薬を自宅までお届けいたします。

医師が症状に合わせたアプローチをご提案いたしますので、薄毛や抜け毛でお悩みの方は、下記ページからお気軽にご相談ください。

【参考文献】
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」|日本皮膚学会
医療用医薬品 _ フィナステリド (フィナステリド錠0.2mg「クラシエ」 他)
医療用医薬品 _ デュタステリド (デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」)
男性型脱毛症(AGA)に対するフィナステリドの長期投与(3年間)試験成績―多施設共同オープン試験 (臨床皮膚科 60巻6号) _ 医書.jp
一般用医薬品 _ メディカルミノキシジル5%
男性AGA オンライン診療 _ デジタルクリニック