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2025.05.21
ルセフィは2型糖尿病の治療に使われるお薬です。この薬は、体内の血糖が余分に増えすぎないように手助けする作用が期待できます。
今回の記事では、ルセフィの特に気を付けるべき副作用や禁忌となるケース、正しい飲み方、服用する際の注意事項や期待できる効果、作用機序について解説します。
目次
ルセフィの副作用は、特に以下の症状に注意する必要があります(参考1)。異常が認められた場合には医療機関を受診し、服用を中止するなどの処置を行う必要があります。
ルセフィには血糖を下げる働きがあり、低血糖を起こすことがあります(頻度:0.1%)(参考1)。手のふるえ、冷や汗、強い空腹感、ふらつきなどの症状が出た場合には、糖分を含む食品をとるようにしてください。
なお、他の糖尿病治療薬(α-グルコシダーゼ阻害薬)と一緒に飲んでいる場合は、ブドウ糖の摂取が必要となります。
ルセフィを使うと尿の中の糖が増えるため、尿路で菌が繁殖しやすくなります。
以下のような重い感染症にかかることがあります(参考1)。
発熱・痛み・腫れ・強いだるさなどの症状があれば、早めに医療機関を受診してください。
ルセフィは、尿と一緒に水分も多く出すため、脱水につながることがあります(頻度:0.1%)。
脱水であらわれやすい症状は主に以下の通りです(参考1)。
脱水が進むと、脳梗塞などの重い病気が起こることもあるため、体の異変には注意しましょう。
ルセフィは、尿と一緒に糖を出して血糖値を下げるお薬です。この作用により、体はエネルギー源として糖ではなく脂肪を使うようになります。
脂肪が使われると、「ケトン体」という酸性の物質が体の中で増えていきますが(ケトーシスと呼ばれる状態)、これが多くなり過ぎると「ケトアシドーシス」という危険な状態になることがあります。この状態では、血液が強く酸性に傾き、以下のような症状が出ることがあります(参考1)。
これらの症状が出た場合は、命に関わるおそれもあるため、すぐに医療機関を受診してください。
ケトアシドーシスは特に以下のような状況で起こりやすくなります(参考1)。
また、ルセフィを中止したあとでも、薬の効果はしばらく体に残るため、油断せずに体調の変化をしっかり観察することが大切です。
ルセフィ錠の併用禁忌となる薬剤はありませんが、以下のケースに該当する方は服用できません(参考1)。
ルセフィは、毎日1回、朝に飲む薬です(参考1)。通常は、2.5mgを朝食の前または後に1回飲みます(参考1)。
効果が十分でない場合には、医師の判断のもとで、5mgに増量されることもあります(参考1)。増量の際は、体の様子を見ながら慎重に行われます。
ルセフィを服用する場合、以下の点に注意が必要です(参考1)。
ルセフィを飲むと、低血糖を起こすことがあります。ふらつき、冷や汗、手の震えなどの症状が出たときは、すぐにブドウ糖をとって対処します。車の運転や高いところでの作業をする方は、特に気をつけてください。
この薬を使っていると、腎臓に関わる数値(血清クレアチニンやeGFR)が変化することがあります。そのため、定期的に血糖値や腎機能の検査を受けましょう。
また、薬の効果があまり見られないときは、3か月を目安に治療の内容を見直すことがあります(参考1)。
ルセフィを服用すると、尿路や性器の感染症が起こることがあります。もし感染症の症状(排尿時の痛み、発熱、腫れや赤みなど)が出たら、すぐに医療機関を受診しましょう。
ルセフィには利尿作用(尿を出しやすくする作用)があるため、尿の回数が増えたり、脱水になることがあります。のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分をとるようにしましょう。特に高齢の方や、利尿剤を使っている方は脱水になりやすいので注意が必要です。
なお、脱水や血圧の低下がある場合には、薬を一時的に中止することもあります。
また、尿が出にくくなったり、出なくなること(排尿困難・無尿・乏尿・尿閉など)がある場合は、まずその治療が優先されます。
ルセフィの作用により、体重が急に減ってしまうことがあります。体重が大きく変わったときは、医師に相談してください。
ルセフィは血糖値を下げる薬であり、2型糖尿病に対し効果が期待できます(参考1)。
期待できる薬の作用は、主に以下の通りです(参考2、3、4、5)。
ルセフィは、腎臓で血糖を再び体内に取り込む働きをおさえることで、余分な糖を体の外に出しやすくします。
余った糖分を尿と一緒に体の外へ出す作用があります。これにより、血糖値を自然に下げる効果が期待できます。
空腹時や食後の血糖値を安定させる効果が期待できます。
ルセフィは、2型糖尿病の治療に使われる薬であり、1型糖尿病の方には使うことができません(参考1)。
2型糖尿病の治療の際に、まずは食事療法や運動療法をしっかり行った上で、これらの方法だけでは効果が不十分な場合にルセフィが使用されます。
ルセフィを服用するにあたっては、腎臓の働きに注意が必要です。重い腎臓の病気や、透析を受けている方には効果が期待できないため、ルセフィは使えません。また、腎臓の機能が中程度まで低下している方も、効果が十分でないことがあるため、使用に関しては医師と相談のうえで決める必要があります。
ルセフィは、2型糖尿病の治療に効果が期待できる薬です。血糖値を下げる働きがありますが、ケトアシドーシスや脱水などの副作用に注意が必要です。安心して治療を続けるためには、定期的な検査や体調のチェックを受けながら、医師と相談して服用を続けることが大切です。
日々の健康管理を大切にしながら、安全に治療を進めていきましょう。
ルセフィは2型糖尿病の治療に使われる薬で、尿と一緒に余分な糖を排出することで血糖値を下げます。
脱水や尿路感染症、まれにケトアシドーシスなどの副作用が起こることがあるため、使用中に「なんとなくだるい」「熱が続く」「のどが渇いて仕方がない」などの症状がある場合は注意が必要です。
しかしそれでも、
「平日は仕事で病院に行く時間がない…」
「副作用のことを早めに医師に相談したい…」
という悩みを抱えている人もいることでしょう。そのような場合は、オンライン診療で医師に相談してみるのも一つです。
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参考文献
(参考1)医療用医薬品:ルセフィ 添付文書
(参考2)Kanai Y,et al., J Clin Invest., 93, 397-404, (1994)
(参考3)Yamamoto K,et al., Br J Pharmacol., 164, 181-191, (2011)
(参考4)Uchida S,et al., J Pharmacol Sci., 128, 54-57, (2015)(参考5)Sasaki T,et al., Adv Ther., 32, 319-340, (2015)
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