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2025.05.08
妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降に初めて高血圧がみられ、分娩後12週目までに正常に戻る病気です。以前は妊娠中毒症と呼ばれることもありました。今回は、妊娠高血圧症候群について症状や検査、治療などについてわかりやすく解説していきます(参考1)。
目次
妊娠中の高血圧
・収縮期血圧が140mmHg以上もしくは拡張期血圧90mmHg以上のことを指します(参考2)。
蛋白尿
・尿中にタンパク質が検出される状態です(参考1)。
視覚の異常
・目がチカチカするような症状や視界のぼやけを伴うことがあります。
その他にも右の上腹部の痛みや吐き気が生じることもあると言われています。
妊娠高血圧症候群の検査は血圧測定と尿検査が主に行われます(参考1)。
血圧測定
・妊娠中の高血圧とされる収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上→妊娠高血圧症候群と診断されます。
・収縮期血圧が160mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上→重症の妊娠高血圧症候群と診断されます。
・妊娠20週未満においては、高血圧と診断された場合、高血圧合併妊娠と診断→その原因と病態を把握するために、血液検査や肝機能、腎機能などの検査が行われます。
尿検査
・尿中のタンパクの測定を行い蛋白尿が認められると妊娠高血圧腎症となります。
また、赤ちゃんの検査もあります。
超音波検査
・赤ちゃんの発育や羊水などを確認します。
ノンストレステスト(NST)
・赤ちゃんの心拍をチェックします。
軽症の場合、安静や食事や運動などの生活指導などが行われ、定期的な血圧、胎児のモニタリング等で経過を観察します。
重症妊娠高血圧症候群や妊娠高血圧腎症と診断された場合、原則として入院での管理で血圧を下げるための治療が行われます。降圧薬はメチルドパ、ラベタロール、ニフェジピンなどが推奨されています(参考1)。
また、子癇の予防として硫酸マグネシウムの投与が推奨されています。
母体や胎児の状態が悪化し生命が危険であると考えられる場合、妊娠週数に関係なく妊娠の終結が図られます(参考3)。
妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降に初めて高血圧が見られ、分娩後12週目までに正常に戻る病気です。妊娠高血圧症候群は妊娠34週未満で発症すると早発型、34週以降に発症すると遅発型と分類されます。
妊娠高血圧症候群になる原因には様々なものがあります。高齢での妊娠や遺伝的要因、肥満や糖尿病といった原因や、1人目の妊娠であったり、妊娠高血圧症候群に以前なったことのある方や多胎妊娠、妊娠初期での血圧高値なども妊娠高血圧症候群のリスクとなります(参考1)。
妊娠高血圧症候群では妊婦と胎児の両方に様々な合併症を生じることがあります。
母体の合併症としては、子癇、HELLP症候群、常位胎盤早期剥離などがあり、胎児には胎児発育不全などが起こることがあります(参考4)。
子癇
・妊娠中に突然けいれん発作を起こすものです。妊娠高血圧症候群は子癇の危険因子の1つと言われています。時に母体死亡の原因になることもあります。
HELLP症候群
・溶血、肝酵素上昇、血小板減少の3つを特徴とし、肝臓や血液に障害を引き起こすものです。妊娠高血圧症候群の妊婦の10〜20%に合併すると言われており、初発症状には腹痛や嘔吐、頭痛などがあります(参考1)。
常位胎盤早期剥離胎盤
・胎盤が赤ちゃんが生まれる前に子宮から剥がれてしまう状態です。大量出血を起こし、母体と胎児ともに命に関わることがあります。
胎児発育不全
・胎児に十分な酸素や栄養が送れず、胎児の成長が通常より遅れてしまう状態です。出生後も低体重や発達遅延のリスクが高まります。
その他にも、お母さんや赤ちゃんの状態が悪化することにより、予定日より早く出産しなければならないことがあります。未熟児として生まれると、呼吸や栄養摂取にサポートが必要になることがあります。
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に高血圧がみられる病気で、時に母体や胎児に重篤な合併症を引き起こす可能性があります。早期に医療機関へ相談し、適切な検査や治療を受けることが大切です。ただ、
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(参考1)妊娠高血圧症候群の診療指針2021 日本妊娠高血圧学会
(参考2)高血圧治療ガイドライン2019 日本高血圧学会
(参考3)産婦人科 診療ガイドライン ―産科編 2023 公益社団法人 日本産科婦人科学会
(参考4)妊娠高血圧症候群 日本産婦人科学会
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