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2025.05.04
足裏の多汗症(足底多汗症)は、足裏に過剰な発汗が生じる状態を指します。本記事では、足裏多汗症の原因や症状、治療法について詳しく解説します。
目次
足裏の多汗症は、汗を出す働きを調節している「交感神経」が必要以上に活発になることで起こると考えられています(参考1)。また、家族に多汗症の人がいる場合にも発症することがあり、遺伝が関係している可能性も指摘されています(参考2、3、4、5)。多くの場合、青年期までに症状があらわれることが多いとされています(参考1)。
足裏の多汗症(足底多汗症)は、緊張やストレスなどがきっかけとなって、足の裏に大量の汗をかく病気です(参考1)。足の裏が常に湿っていて、冷たく感じることが多く、場合によっては紫がかった色になることもあります(参考1)。これは、汗をかく神経だけでなく、血管を調節する神経も過剰に働くことで、汗が蒸発するときに熱が奪われたり、血管が縮んだりして、皮膚の温度が下がるためと考えられています(参考1)。
足裏の多汗症になると、長時間足が湿っていることで汗疹ができやすくなり、皮膚がふやけてめくれてしまうこともあります(参考1)。さらに、菌やウイルスによる感染が起こりやすく、水虫やいぼなどの皮膚の病気がみられることもあります(参考1)。
足裏の多汗症は、緊張したときに汗が増えるのが特徴です。
なお、起きているときは汗をかきやすいですが、眠っているときは脳の働きが落ち着くため、ほとんど汗をかきません(参考6)。
また、発汗具合は季節によっても変化があり、冬は汗の量が少なくなり、夏は血のめぐりがよくなることで汗が増える傾向があります。
足裏の多汗症(原発性足底多汗症)と診断された場合、治療は体への負担や費用が少ないものから順に進めることがすすめられています(参考1)。
水道水イオントフォレーシス療法は、手や足を水に浸し、弱い電流を流す治療です。汗腺の働きを一時的に抑える効果が期待できます。
塩化アルミニウム外用(20~50%)は脇などの汗の多い部位に塗ることで、汗腺を物理的にふさぎ、発汗を抑える方法です。
ODT(密封療法)は、塗布した塩化アルミニウムをラップなどで覆って密封することで、薬剤の効果をより高めることができます。
A型ボツリヌス毒素(BT-A)を汗をかく部分(主に脇)に注射します。神経から汗腺への信号をブロックし、発汗を抑える効果があります。
抗コリン内服薬は、汗を出す神経の働きをブロックし、発汗を抑える効果が期待できる薬です。
精神(心理)療法は、不安や緊張が原因で多汗が悪化する場合に行います。催眠療法やバイオフィードバック療法などが挙げられます。
催眠療法は、リラックス状態をつくり、言葉の暗示で心身のバランスを整える方法です。
バイオフィードバック療法は、体温や心拍数などの普段は意識して動かせない体の反応を機器でモニタリングして、患者自身がある程度意識的にコントロールできるようにする治療法です。
日常で行うことができる足裏多汗症の対策として、以下がおすすめです。
足裏の多汗症は、ストレスや緊張・不安によって、自律神経が乱れるのが大きな要因と考えられています。そのため、ストレスや緊張を和らげるために休養をとる、趣味を楽しむ、適度な運動をする、マッサージをするなど、リラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。
また、ストレスや緊張の原因が明確で、それを避けることができる場合は、生活環境を見直してみるのもよいでしょう。
足の蒸れを抑えるためには、通気性の良い靴や吸水性の高い靴下を選ぶことが重要です。特に汗をかきやすい場合は、靴下を一日に何度か交換すると快適に過ごしやすくなります。
足裏や足指をこまめに洗い、清潔を維持することが大切です。特に、爪が長すぎると汚れが溜まりやすく、足の臭いの原因にもなるため、適切な長さに整えるようにすると良いでしょう。
市販の制汗剤を使用することで、一時的に発汗を抑えることができます。
しかし、効果が長続きしない場合もあるため、症状が気になる場合は医師の処方による内用薬や外用薬を検討するとよいでしょう。
足の裏の汗が多量で日常生活に支障をきたす場合は、医師に相談することをおすすめします。適切な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。
多汗症とは、ふつうよりも汗の量が多く、日常生活に支障が出るほどの発汗が続く状態をいいます(参考1)。汗は、頭や顔、手のひら、足の裏、わきの下などに多く見られます。
暑さや緊張の影響によって、あるいは特に原因がなくても、大量に汗をかくことがあります(参考1)。
「多汗症とは多汗症とは | 原因やセルフチェック方法、治療方法を詳しく解説」の記事はこちらから
多汗症には、発汗の範囲によって2種類に分けられます(参考1)。
また、発症の原因によっても2種類に分けられます(参考1)。
足裏の多汗症は、見た目や衛生面だけでなく、日常生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。しかし、症状の特性を理解し、適切な治療や対策を行うことで、悩みの軽減や生活の質の向上が期待できます。気になる症状が続く場合は、一人で抱え込まず、医師に相談することが大切です。
足裏の多汗症は、不快感やにおい、皮膚トラブルなど、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。
「治療したいけど、平日は忙しくて病院に行けない…」
「治療の選択肢を医師に詳しく聞きたい…」
そんな方には、オンライン診療での相談もおすすめです。デジタルクリニックグループでは、24時間365日診療が可能です。
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参考文献
(参考1)日本皮膚科学会ガイドライン 原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版 原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版
(参考2)Ro KM,CantorRM,LangeKL,AhnSS:Palmarhyperhi drosis:Evidenceofgenetictransmission,JVsacSurg, 2002;35:382―386.
(参考3)Higashimoto I, Yoshimura K, Hirakawa N: Primary palmar hyperhidrosis locus maps to 14ql1.2-q13, Am J Med Genetics, 2006; 140A: 567-572.
(参考4)Yamashita N, Tamada Y, Kawada M, et al: Analysis of family history of palmoplantar hyperhidrosis in Japan, J Dermatol, 2009; 36: 628-631.
(参考5)KaufmannH,SaadiaD,PolinC,etal:Primaryhiperhi drosis Evidence for autosomal dominant inheritance, ClinAutonRes,2003;13:96―98.
(参考6)SatoK,KangWH,SagaK,etal:Biologyofsweatglands andtheirdisorders.II.Disordersofsweatglandfunc tion,JAmAcadDermtol,1989;20:713―726.
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