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2025.04.20
膀胱炎は比較的身近な病気です。
特に女性は男性よりも尿道が短い為にかかりやすく、また何度も経験することがあります。
膀胱炎には特徴的な症状があり、セルフチェックがしやすい病気で、多くの人が症状を自覚して病院を受診しますが、病院では確定診断のために検査が行われます。
今回は膀胱炎の基礎知識と膀胱炎の検査方法について詳しく解説していきます。
目次
膀胱炎とは細菌の侵入により、尿をためる膀胱や尿が通る尿管の粘膜に炎症が生じる病気です。
尿が通る場所に炎症が生じることで、様々な不快な症状を引き起こします。
(参考1)
「膀胱炎 症状」内部リンク
膀胱炎の検査は、尿検査→尿培養検査・尿沈渣検査→膀胱鏡検査と、症状や重症度などで必要に応じて段階的に行っていきます。
それぞれの検査について説明していきます。
この検査は、提出された尿に「テステープ」という細長い試験紙をつけて行います。
試験紙の色の変化で「尿潜血」や「尿蛋白」、「尿糖」などがあるかを調べます。
あくまで簡易検査ですので、完全に正確な検査ではありません。
実際に「血」つまり「赤血球」を目で見て確認しているわけではないからです。
したがって、本当は血尿がないのに、なんらかの誤差で、「尿潜血」が「+」になることは時々あります。
また、人間が目で見て判断することも誤差が生じる理由です。
そこで尿試験紙法で「尿潜血」や「尿蛋白」が引っかかった場合は、「尿沈渣検査」や「尿培養検査」で詳しく調べる必要があります。
(参考2)
原因菌の種類、およびその細菌にどんな薬剤が有効かを調べます。細菌の種類としては、大腸の中にいる大腸菌、腸球菌や、皮膚・粘膜にいるブドウ球菌、連鎖球菌などがよく見られます。
クラミジア膀胱炎が疑わしいときは、尿中にクラミジアの遺伝子があるかどうかの検査をします。
尿培養で原因菌が特定されると、有効な抗生剤が見つけやすくなります。
(参考3)
尿沈渣(にょうちんさ)検査とは、採尿した尿を遠心分離器で液体と固体に分離し、顕微鏡にて細菌を倒す白血球や実際に細菌がいないかを確認します。
白血球が一定数(一視野あたり5個以上)認められれば、膀胱炎と診断します
尿沈渣検査は試験紙で行う尿検査に比べ、より詳しく正確な情報を得ることができます。そのため、試験紙による尿検査で異常があった場合には尿沈渣検査を行います。
(参考4)
膀胱内視鏡検査は、内視鏡のカメラを挿入して膀胱内を観察する検査です。
主に血尿があり、エコー検査などで膀胱がんを疑われた場合に行います。
想像するだけで痛そうですが、局所麻酔をして行う検査です。
検査では、膀胱だけでなく尿道や前立腺の状態を確認することができます。
軟性ファイバースコープ(やわらかい素材の内視鏡カメラ)による検査は、外来で行うことができ、検査時間は2〜5分程度です。
内視鏡で尿道粘膜が多少こすれるため、検査後は少量の血尿が出る場合があります。
また、稀に検査後に膀胱炎になることがあります。当然、滅菌した内視鏡を使うのですが、それでも内視鏡という異物が入ることで雑菌が入ることがある為です。
これを予防するために検査後に抗生剤を内服することがあります。
(参考5)
膀胱炎の原因となる細菌の多くは大腸菌などの腸内細菌です。
細菌が尿道をさかのぼって体内に入ることで炎症が起こります。
治療は主にニューキノロン系やセフェム系の抗生剤の服用で、抗生剤を開始して約3〜4日で症状が治まります。
膀胱炎を繰り返す場合は漢方薬を併用することがあります。
(参考6)
膀胱炎の予防で大切なのは、尿道に細菌を侵入させないように清潔に保つこと、侵入してきた細菌を排尿によって体内に速やかに流し出すこと、自身の免疫力を高めることです。
(参考7)
膀胱炎は検査を通じて正確に診断し、適切な治療を受けることで、比較的早期に治癒できる病気です。
尿検査が最も基本的な診断手段ですが、治療を開始しても症状が再燃したり、悪化したりする場合は他の病気を疑い、膀胱鏡検査や超音波検査が行われることもあります。
膀胱炎は症状が特徴的でセルフチェックがしやすい病気ではありますが、セルフチェックだけで放置すると、予想外の病気が隠れていることもあるので、適切に病院を受診することをお勧めします。
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(メタディスクリプション)
膀胱炎の診断は主に尿検査を通じて行われ、尿中の白血球や細菌の存在を確認します。場合によっては、尿培養を行い、感染の原因となる細菌を特定することもあります。また、症状が重い場合や再発を繰り返す場合には、膀胱鏡検査が行われることもあります。適切な検査を受けることで、早期に膀胱炎を発見し、効果的な治療を受けることができます。
参考文献1:武村綾奈(浜松医科大学医学部付属病院)「膀胱炎の原因、症状、治し方」小林製薬(最終閲覧日2025/2/12)
参考文献2:「血尿診断ガイドライン2013」血尿診断ガイドライン編集員会(最終閲覧日2025/2/12)
参考文献3:「尿路感染症」日本臨床検査医学会(最終閲覧日2025/2/12)
参考文献4:和田高志士(東京慈恵医科大学医学部客員教授)「尿沈渣検査でなにがわかるの?疑われる病気について」価格ドットコム(最終閲覧日2025/2/12)
参考文献5:池田篤史、西山博之(筑波大学医学医療系腎泌尿器外科)「膀胱鏡検査」お医者さんオンライン(最終閲覧日2025/2/12)
参考文献6:荒川創一(神戸大学大学院医学研究科地域社会医学・健康科学講座)「尿路感染症の診断・治療・予防-単純性尿路感染症、急性性器感染症を中心に―」(最終閲覧日2025/2/12)
参考文献7:「膀胱炎を繰り返す原因と予防策&対処法」小林製薬(最終閲覧日2025/2/12)
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