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2025.04.28
肌トラブルのなかでも特に気になる「黒ニキビ」は、なぜ黒く見えるのでしょうか?黒ニキビは放置すると悪化し、ニキビ跡として残ってしまう恐れがあります。
この記事では黒ニキビの特徴や原因、できやすい場所、効果的な治し方まで詳しく解説します。
目次 [非表示]
黒ニキビは「面皰(めんぽう)」と呼ばれるニキビの一種です。毛穴に皮脂が詰まった状態から進行したものを指します。毛穴に皮脂が詰まって白く見える白ニキビとは違い、詰まった皮脂が酸化することで黒く見えるのが特徴です。
黒ニキビは、ニキビの進行段階でいうと比較的初期の状態に当てはまりますが、炎症はまだ起きていないため、痛みを伴うことはほとんどありません。しかし、見た目は黒い点として目立つため、不潔な印象を与えてしまう場合があります。
黒ニキビは皮脂の酸化によって生じるだけでなく、メラニン色素が関わって現れることもあり、洗顔だけでは簡単に取り除けません。なお、黒ニキビは粉瘤(ふんりゅう)や角栓と見た目が似ていることがありますが、原因は異なります。
黒ニキビができる主な原因は以下の3つです。
1. 過剰な皮脂分泌
皮脂腺から分泌される皮脂の量が増えると、余分な皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。特に思春期はホルモンバランスの変化によって皮脂分泌が活発になるため、ニキビができやすい年代です。一方、大人の場合はストレスや不規則な生活習慣によって皮脂分泌が乱れるケースもあります。
2. 毛穴のつまり
皮膚は一定の周期でターンオーバーを繰り返しています。この周期が乱れると古い角質がうまく剥がれ落ちず、毛穴の出口を塞いでしまう場合があります。そこに皮脂が溜まり、白ニキビになり、さらに皮脂が酸化すると黒ニキビへと進行するのです。
3. 皮脂の酸化
白ニキビが進行しすると、内部の皮脂が空気に触れて酸化し、黒く変色します。これが黒ニキビの見た目がシミやホクロのように見える原因です。
黒ニキビをはじめ、ニキビの原因についてより詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
「ニキビ 原因」内部リンク
黒ニキビを見つけたときは、次のポイントに注意しましょう。
まず、無理に押し出さないように注意しましょう。黒ニキビを指で潰したり、ピンセットなどで取り出そうとすると、皮膚に傷がつき、細菌感染のリスクが高まります。その結果、炎症が悪化し、ニキビ跡として残るリスクが高くなってしまいます。
また、黒ニキビの上から刺激の強い洗顔料や角質除去剤(ピーリングジェル)を使用することは控えてください。肌に強い刺激を与えると、皮膚の持つバリア機能が低下し、かえって皮脂分泌が増えてしまう場合があります。
黒ニキビはそのまま放置すると、アクネ菌の増殖によって赤ニキビや黄ニキビへと悪化する可能性があります。症状が進行すると治療が難しくなり、ニキビ跡として残る可能性も高まるため、早めの対処が重要です。
黒ニキビは皮脂の分泌量が多い次のような場所にできやすいです。
Tゾーンは顔の中でも特に皮脂腺が発達している部位です。特に思春期のニキビはおでこや鼻に多く、皮脂分泌が活発になることで毛穴が詰まりやすくなります。
あごや口周りは大人ニキビが多い場所です。特に女性はホルモンバランスの変化によって、生理前などにニキビができやすくなります。また、無意識にあごを触ってしまう癖なども原因となる場合があります。
上半身は衣類との摩擦や汗による蒸れが発生しやすく、毛穴が詰まりやすい環境です。シャンプーやリンスの洗い残しによって背中や肩などに成分が付着することも原因となります。
黒ニキビの治療法には、セルフケアと医療機関での治療があります。
1.セルフケアの方法
肌の刺激が少ない洗顔料を使い、ゴシゴシこすらずに優しく洗います。洗いすぎると肌のバリア機能が落ちてしまう可能性もあるため、1日2回程度がおすすめです。(参考1)
洗顔後は必ず保湿ケアをしましょう。敏感肌用の乳液やボディローションなど、油分が少なく、さっぱりとした使用感の保湿剤がおすすめです。
バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレス管理などがニキビの改善・予防の鍵を握ります。
2.医療機関での治療
セルフケアで症状が改善しない場合は、皮膚科で医師の治療を受けましょう。下記は、医療機関で行われる主なニキビ治療です。
アダパレンや過酸化ベンゾイル、抗生物質などの成分を含む塗り薬で、毛穴の詰まりの解消やアクネ菌の働きを抑制します。
古い角質を除去し、ターンオーバーを促進します。ケミカルピーリングなどがあります。
微弱な電流を利用して、ニキビに効果的な有効成分を肌の奥まで浸透させる治療法です。
ニキビの治し方については、「ニキビ 治し方」内部リンク も併せてご覧ください。
黒ニキビを予防するためには、日常生活で対策を徹底することが大切です。普段から以下のポイントに気をつけましょう。
過剰な皮脂分泌を抑えるため、ビタミンやミネラルを意識した栄養バランスの整った食事を摂取します。
週に数回、やさしくピーリング石鹸などを使って、古い角質の蓄積を防ぎます。ただし、使用頻度は必ず守り、肌をこすりすぎないように注意が必要です。
顔に触れるものは清潔に保ちましょう。フェイスタオルやメイクブラシは定期的に洗い、枕カバーも清潔なものに交換します。
ストレスはホルモンバランスの乱れを招き、ニキビの原因の一つになります。適度な運動や趣味など、ストレス解消法を見つけましょう。
より具体的なニキビ対策は下記で解説しています。
「ニキビ 対策」内部リンク
ニキビは黒ニキビ以外にも、進行段階によってさまざまな種類があります。発生順序でひとつずつ見ていきましょう。
毛穴に皮脂が詰まり始めた状態で、表面が白く見えます。まだ炎症を起こしていないため、この段階でどこまでケアできるかがポイントです。白ニキビが進行して詰まった皮脂が酸化すると黒ニキビになります。
白ニキビや黒ニキビがさらに進行し、アクネ菌の増殖によって炎症が起こった状態です。赤く腫れて痛みを伴うことがあります。
赤ニキビがさらに悪化し、膿が溜まった状態です。この段階になるとセルフケアでは改善が難しく、皮膚科での治療が必要になるケースが大半です。
さらに重症化すると、皮膚の深い部分に膿の袋ができたり、硬いしこりになったりします。ニキビ跡として残る可能性が高いレベルです。
黒ニキビは皮脂が毛穴につまり、酸化して黒くなった状態です。まだ炎症を起こしていない段階ですが、放置すると悪化して赤ニキビや黄ニキビに至り、やがてニキビ跡として残る可能性があります。
黒ニキビには予防と早期ケアが重要で、正しい洗顔と保湿、生活習慣の改善が基本ですが、セルフケアで改善しない場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
また、黒ニキビは単なる見た目の問題だけでなく、肌の健康状態を示すサインでもあります。日頃から肌に優しいケアを心がけ、ターンオーバーを整えることで、健やかな肌を維持しましょう。
【参考文献】
(参考1)公益社団法人日本皮膚科学会「皮膚科Q&A:にきび」
(参考2)日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」
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