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2025.04.16
毎日の仕事や家庭生活で、過剰にストレスがたまっている人はいませんか?ストレスは日本の生活習慣病の一つである「高血圧」につながる重大な要因であり、そのままにしておくと健康状態に大きな影響が加わる可能性があります。
この記事では、ストレスによって高血圧が起こるメカニズムや、対処法について解説していきます。
目次
ストレスは、高血圧と密接な関係を持っています。心理的・社会的ストレスを感じている人は、日常的なストレスがない人と比較して、高血圧の発症リスクが2倍以上あると研究で示されているほどです。
また、職場などでストレスのかかる昼間の時間帯のみ血圧上昇が起こる「昼間高血圧」という状態も存在します。昼間高血圧は肥満やメタボリックシンドロームの人、高血圧の家族歴がある人によく見られます。診察室での血圧は正常範囲内であっても、日中の特定の時間帯に血圧が135/85mmHg以上になる場合に診断されますが、見逃されやすいため注意が必要です。
出典:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン 2019(JSH2019)」
ストレスが原因で高血圧になるメカニズムには、自律神経とホルモンが深く関わっています。
自律神経は呼吸や心拍、消化など、生命維持に欠かせない機能を無意識のうちに調整する神経系であり、交感神経と副交感神経の2つから構成されています。交感神経は活動的な場面で優位になり、副交感神経はリラックスしている場面で優位になるのが特徴です。過度のストレスによって緊張状態が続くと、交感神経が過剰に活発になり、血管が収縮して血圧が上昇します。
また、ストレスが蓄積すると、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは血糖値を上昇させたり、免疫機能を抑制したりする作用がありますが、ストレスが過剰になると血管を収縮させて血圧を上げる作用もあるのです。
ストレスがたまると、このような過程で交感神経やコルチゾールに影響が加わり、血圧が上昇します。
ストレスを減少させることは、高血圧の改善に大きな影響を与えます。ストレスが軽減されると体はリラックスした状態になり、副交感神経が優位になるからです。副交感神経が優位になると血管が拡張し、心臓への負担が軽減されて血圧が安定します。したがって、高血圧の治療や予防においては、薬物療法や食事療法だけでなく、ストレス管理も重要な要素となります。
高血圧の治療方法は、主に薬物療法と生活習慣の改善になります。医師は患者さんそれぞれの合併症やの全身状態に合わせて、降圧剤の処方や生活指導を行います。
【薬物療法で使用される降圧剤】
高血圧の治療薬について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
【生活習慣を改善させるポイント】
(※)体格指数のこと。体重(kg)÷(身長(m))2で計算して求める。
出典:非定非常利活動法人日本高血圧学会「高血圧の話」
生活指導も患者さんの年齢や生活スタイルなどに合わせて行っていきます。血圧に対して心配しすぎるとかえって上昇しやすくなることもあるため、できるだけ気楽に過ごしてください。ストレスによって何も楽しく感じられない、睡眠が取れないなどといった場合は、高血圧以外の健康状態にも関わりますので、心療内科に受診することも検討しましょう。
高血圧は、日本人に多い生活習慣病の一つです。医療機関などで測る血圧(診察室血圧)が収縮期血圧で140mmHg以上もしくは拡張期血圧で90mmHg以上、家で測る血圧(家庭血圧)が収縮期血圧で135mmHgもしくは拡張期血圧で85mmHg以上の場合、診断されます。
血圧とは、心臓が血液を送り出す際に血管にかかる圧力のことで、腎臓や神経系、内分泌系が関与しています。動脈硬化で血管が硬くなったり、心臓が強い力で血液を送り出したりすると、高血圧につながりやすくなります。病気などの原因がはっきりしていない「本態性高血圧症」と、特定の病気が原因で起こる「二次性高血圧症」があるのが特徴的です。
高血圧はサイレントキラーとも呼ばれ、初期は症状がないことが多いです。そのため、医療機関だけでなく、自宅でも定期的な血圧測定をすることが大切になります。高血圧を放置すると、脳卒中や心疾患、重篤な血管の病気など、最悪の場合命に関わる病気につながる可能性があります。上述した血圧の高さが続く場合、早めに医療機関に相談し、適切な治療や生活指導を受けましょう。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」
高血圧についてより詳しく知りたい場合は、こちらもご覧ください。
過度なストレスは体内の交感神経やコルチゾールに影響し、血圧を上昇させるリスクがあります。高血圧にならないためにも、日頃からリフレッシュすることを心がけ、ストレスをためない生活を送りましょう。高血圧は症状がないことが多いため、見逃さないためにも定期的な測定を心がけてください。
非定非常利活動法人 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン 2019(JSH2019)」
非定非常利活動法人日本高血圧学会「高血圧の話」
厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」
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