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2025.04.14
「クラミジアの不正出血はどんな特徴がある?」
突然起きた不正出血がクラミジアによるものなのか悩んでいる人はいませんか?クラミジアは日本の性感染症として多く見られる病気で不正出血が主な症状ですが、他の病気とは異なる特徴があります。
この記事ではクラミジアによる不正出血の特徴や治療方法、他の症状について解説していきます。
目次
女性がクラミジアに感染すると、1〜3週間で子宮頸管炎(子宮から膣につながる部分に起こる炎症)が起き、生理以外の時期に不正出血がみられることがあります。不正出血は、おりものの量が増加するのと同時に現れるのが特徴的です。性行為のときに痛みを感じることも、クラミジアの特徴的な特徴の一つです。
しかし注意すべき点として、このようなクラミジアの症状は気づかずに見過ごされるケースが多いとされています。この状態で放置すると、子宮付属器炎(子宮内膜や卵管などに起こる炎症)や骨盤腹膜炎(骨盤内の臓器をおおう膜に起こる炎症)などにつながる可能性があります。そのため、不正出血やおりものの増加が見られた場合は、できるだけ早く医療機関に受診することが重要です。不正出血が見られていても、検査はできるため安心してください。
クラミジアの不正出血の治療には、主にマクロライド系やキノロン系、テトラサイクリン系の抗生剤が使用されます。通常、内服薬の抗生剤を7日間ほど服用しますが、最近では、1日の服薬で済む抗生剤も開発されています。抗生剤の投与を終えた後は、治癒確認の検査をおこない、完治が確認できたら治療は終了です。
クラミジアは発症者のパートナーも感染している可能性が高いため、同時に検査と治療を受けることが推奨されます。これにより、再感染のリスクを減らし、完治の可能性を高められます。
クラミジアは不正出血やおりものの増加以外にも、さまざまな症状を引き起こすことがあります。感染が進行すると、子宮内膜や卵管、腹膜、肝臓にも影響がおよび、下腹部や上腹部に強い痛みが生じることがあります。腹痛は、感染したクラミジアの量に比例して強く生じやすいのが特徴です。
子宮内膜や卵管に炎症を引き起こした場合は、不妊の原因になることがあります。炎症によって卵管が細くなり、受精卵の通過障害が起こることによって、子宮外妊娠(受精卵が卵管などの場所に着床してしまう病気)のリスクも高まるのです。
さらに、妊娠中にクラミジアに感染すると、流産や早産の原因になる可能性があります。出産時に産道を介して新生児に感染し、結膜炎や肺炎を引き起こすこともあるため注意が必要です。
その他、オーラルセックスによってのどに感染した場合は、首のリンパ節の腫れが見られることがあります。男性の場合、尿道炎を引き起こし、尿道からの分泌物や排尿痛などの症状が現れることがあります。
クラミジアは「クラミジア・トラコマチス」という細菌によって感染する性感染症です。主に性器に感染しますが、新生児の場合は目や肺にも発症することがあります。性器クラジミアは日本の性感染症のなかで最も多く報告されており、20代の若年層で特に発症率が高いのが特徴です。淋病と重複して感染するケースも見られます。
出典:NIID国立感染症研究所「性器クラミジア感染症の発生動向、2021年」
クラミジアは主に性交渉によって感染部位の粘膜や分泌物を介して感染します。感染力は非常に強く、1回の性行為で3〜5割の確率で感染するとされています。一般的な性交渉だけでなく、口を介したオーラスセックスや肛門を介したアナルセックスでも感染する可能性があるのが特徴です。
妊娠中の女性が感染している場合は、出産時に産道を介して新生児に感染することもあります。目をこするなどしてクラミジアを含んだ体液が侵入すると、まれに目に感染することもあります。
出典:STD研究所「クラミジアの解説」
クラミジアは無症状の期間が長く、感染したことに気づかないこともあるため、注意が必要です。もし、心当たりがないクラミジアの感染をされた場合はこちらをご覧ください。
クラミジアの潜伏期間は通常1〜3週間です。女性の場合、感染してから潜伏期間を経て、子宮頸管炎による不正出血やおりものの増加などの症状が現れることがあります。一方、男性では潜伏期間後に尿道炎を発症し、尿道からの分泌物や排尿痛などの症状が生じることもあります。しかし、どちらの場合も潜伏期間が長く、自覚症状がない場合も多いため、感染に気づきにくいのが特徴です。
クラミジアの潜伏期間についてより詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
クラミジアの予防には、性行為時のコンドームの使用が効果的です。オーラスセックスやアナルセックスを含むすべての性行為でコンドームを着用することが重要になります。無症状の相手からも感染する可能性があるため、複数のパートナーとの性行為も控えてください。
また、クラミジアは治療後も免疫が獲得されないため、再感染も可能性があります。そのため、治療後も継続的に予防することや、定期的な検査を受けることが大切になります。
クラミジアの不正出血は、性交渉から1〜3週間後に発症し、おりものの量の増加とともに現れるケースが多いです。無症状の場合も多く見過ごしやすいですが、進行すると強い腹痛や不妊症状につながる可能性があるため、症状に気づいたらすぐに受診しましょう。
クラミジアは抗生剤を適切に投与することで改善が期待できる性感染症です。口や肛門を介した性交渉でも感染する可能性があるため、治った後もコンドームなどの予防策を徹底してください。
デジタルクリニックはクラミジアの診察や治療薬の処方、性病検査キットなどの提供をおこなっております。オンライン診療でご自宅から診察することも可能ですので、不正出血の症状が少しでも心配な方はぜひご相談ください。
NIID国立感染症研究所「性器クラミジア感染症の発生動向、2021年」
STD研究所「クラミジアの解説」
東京都感染症情報センター「性器クラミジア感染症」
一般社団法人 日本性感染症学会「日本性感染症学会誌 性感染症 診断・治療ガイドライン2016」
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