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2025.03.23
ラベルフィーユは避妊を目的とした低用量ピルで、正しく服用することで高い避妊効果が期待できます。しかし、メリットだけでなく、副作用や服用時の注意点も存在します。本記事では、ラベルフィーユの服用方法、副作用のリスク、飲み忘れた場合の対処法、そして避妊効果について、詳しく解説します。
目次 [非表示]
ラベルフィーユの副作用の中でも、特に注意すべきは血栓症です(頻度:不明)(参考1)。
血栓症とは、血液が血管内で固まり血流を妨げる病気で、命に関わることもあるため注意が必要ですが、頻度は極めて低いです(参考1)。血栓症の主な症状は以下のとおりです(参考1)。
このような症状が現れた場合は、すぐに服用を中止し、医師の診察を受けてください(参考1)。
また、以下のような症状が現れた場合も、血栓症の可能性があるため、投与中止や追加の医療措置が検討されます(参考1)。
どんなに軽度であっても、上記の症状が現れた場合は必ず医師に相談してください(参考1)。また、血栓症の疑いで他の医療機関を受診する場合、ラベルフィーユを服用していることを伝えることが重要です(参考1)。
他にも、比較的よく見られる副作用として吐き気(頻度:29.4%)や、以下のようなものがあります(参考1)。
本剤を服用する際は、以下の点に注意が必要です(参考1)。
ラベルフィーユは避妊薬として使用されますが、性感染症を防ぐ効果はありません。HIV(エイズ)、梅毒、クラミジアなどの性感染症から身を守るためには、コンドームの使用が推奨されます。
ラベルフィーユの服用は、血栓症のリスクを高める可能性があります。特に、体を動かせない場合や血圧が上昇している場合、脱水状態や手術などは血栓症のリスクが高くなるケースであり、服用を中止することが検討される可能性があります。
40歳以上の女性や喫煙者は心血管系の副作用リスクが高くなる可能性があります。なお、35歳以上で一日15本以上の喫煙者の場合は、本剤を服用してはいけません。
ラベルフィーユは服用者の病歴調査や検診を経て処方されます。服用中は6か月ごとの定期検診が必要です。
本剤投与開始前及び服用中は、1年に1回以上、子宮や卵巣などの検査を実施します。また、1年に1回、子宮頚部の細胞診の実施が考慮されます。
さらに、乳がんの早期発見のために自己検診を行うよう指導されます。
服用中に不正性器出血が見られることがありますが、通常は時間とともに収まります。ただし、出血が長期間続く場合には、検査を行い悪性疾患ではないことを確認した上で服用を継続します。
本剤は以下の条件に該当する方が禁忌のため、服用できません(参考1)。
本剤に対する過敏性素因がある方、抗リン脂質抗体症候群の方は服用できません。
血栓性素因がある方、血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患の既往歴がある方、肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の方、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の方、血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症・糖尿病性網膜症など)の方、高血圧の方(軽度を除く)は服用できません。
重篤な肝機能障害や肝腫瘍がある方、脂質代謝異常のある方は服用できません。
血栓症のリスクが高まるため、手術前4週以内・術後2週以内の方、産後4週以内の方、長期間の安静が必要な方は服用できません。
妊娠中や授乳中の方、妊娠中に黄疸や持続性そう痒症、妊娠ヘルペスの既往歴がある方も服用を控える必要があります。
ラベルフィーユ錠は毎日一定の時刻に服用することが必要です(参考1)。
経口避妊剤を初めて服用する場合は、月経の一日目から服用を開始する必要があります(参考1)。服用開始日が月経第一日目から遅れた場合、飲み始めの最初の一週間は他の避妊法を併用することが重要です(参考1)。
ラベルフィーユには21錠タイプと28錠タイプがあり、服用は以下のように進めます(参考1)。
赤褐色糖衣錠から飲み始め、1日1錠を21日間連続で服用し、その後7日間の休薬期間を設けます。以上28日間を1周期として、29日目からは次の周期の服用を開始し、以後同様に繰り返します。
赤褐色糖衣錠から飲み始め、1日1錠を28日間連続で服用します。以上28日間を1周期として、29日目からは次の周期の錠剤の服用を開始し、以後同様に繰り返します。休薬期間は設けません。
ラベルフィーユを飲み忘れた場合の対処法は以下の通りです(28錠製剤の赤色糖衣錠は除く)(参考1)。なお、飲み忘れた周期では妊娠の可能性が高くなるため、その期間中は他の避妊法を併用することが重要です(参考1)。
もし翌日までに1日分飲み忘れたことに気づいた場合は1錠服用し、その日の分も通常通り服用します(参考1)。
2日以上連続で飲み忘れた場合、服用を中止し、次の月経を待ってから再開します(参考1)。
ラベルフィーユは避妊を目的として処方される低用量ピルの一種です(参考1)。なお、飲み忘れなどを含めた一般的な使用では、避妊の失敗率が9%であると報告されています参考1)。
ラベルフィーユは「3相性ピル」と呼ばれるタイプの低用量ピルです(参考3)。1シートに3種類の錠剤があり、決められた順番で服用することで、生理周期に近い形でホルモンバランスを調整します。
ラベルフィーユを服用すると、以下の作用による避妊効果が期待できます(参考4)。
ラベルフィーユは、正しく服用することで高い避妊効果を発揮する低用量ピルですが、血栓症やその他の副作用のリスクがあります。服用中に異常を感じた場合はすぐに医師に相談し、定期的な検診を受けることが推奨されます。
参考文献
(参考1)医療用医薬品:ラベルフィーユ(レボノルゲストレル) 添付文書
(参考2)黄宏駿他, Prog Med., 11, 349-361, (1991)
(参考3)低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案)
(参考4)患者向け医薬品ガイド ラベルフィーユ21錠、ラベルフィーユ28錠
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